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[記事公開日]

慢性的な保育士不足への対策として、いま日本各地の自治体では、保育士獲得のためにさまざまな保育士支援が行われています。
毎月家賃を肩代わりしてくれる、保育士資格を取るために受験費を出してくれる……その支援の内容は、地域によってさまざまです。

そこで、今回の記事ではエリアを大阪府に絞って、地域に根差した補助制度について紹介します!

※この記事は、2018年7月時点での情報を元に作成しています。支援制度や補助の最新情報については、各自治体のホームページなどをご確認ください。

大阪府の基本情報


日本のほぼ中央に位置する大阪府は、東京都・神奈川県に次いで人口が多い栄えた都市です。
33の市と9の町、1の村で構成されており、このうち大阪市と堺市は政令指定都市。複数の政令市を抱える、少ない都道府県のうちのひとつとなっています。

そんな大阪府の、保育士に関する基本的な情報を整理してみましょう。

大阪府の保育士の求人倍率

厚生労働省「第3回保育士等確保対策検討会 保育士等に関する関係資料」によれば、大阪府の保育士の有効求人倍率は1.74倍(平成27年度10月時点)。保育士の数より求人の数が多い、保育士さんが求められている地域のひとつとなっています。

大阪の待機児童は多い

大阪市などでは「待機児童ゼロ」を目指して保育所の整備を進めていますが、なかなか思うように目標達成できていないのが現実です。
厚生労働省「第3回保育士等確保対策検討会 保育士等に関する関係資料」によれば、大阪市・豊中市・東大阪市などでは待機児童数が200人を超えています。保育士として待機児童の解決にも貢献できるでしょう。

大阪の保育士の給与は?

大阪の保育士の給与は全国でも比較的高い傾向にあり、厚生労働省の発表によれば、大阪の保育士の平均月給は23.4万円となっています。
さらに、その中でも大阪市では、勤続年数によってさらに給与が上がっていくようです。
大阪市「大阪市職員の給与と民間従業員の給与との比較」によれば、25~34歳で勤続5~9年の保育士の場合、その平均月給は「272,263円」他の地域の民間保育士に比べて5万円近く高額です。

大阪府が行う「保育士確保のための貸付事業」


大阪府では保育士を確保するため、「保育士確保のための貸付事業」を行っています。
これは「保育士になるため」「保育士として働くため」にかかるお金の一部を、自治体が無利子で貸してくれる制度です。
さらに、保育所等で一定期間働くことによって返済が免除されます。

どのような貸付事業があるのか、以下に一覧としてまとめました。
貸付や返済に関する詳細な質問は、大阪府社会福祉協議会に問い合わせるのがいいでしょう。

府や市が行うその他の支援や補助


大阪府や各市町村では、貸付事業の他にも保育士に対する支援や補助を行っています。
どのようなものがあるのか見てみましょう。

保育士宿舎借上げ支援事業

保育所が借り上げた物件を宿舎として提供する場合、その施設に新しく就職して宿舎に入った保育士には、家賃の全額(または一部)を補助するというもの。
対象となるのは平成28年8月以降に採用された保育士か、採用されてから10年以内の保育士です。

借り上げ支援事業の実施やその方法については、保育所によって異なります。
自分が就職しようと思っている保育所はどのようになっているのか、きちんと確認するのがいいでしょう。

大阪のキャリアアップ研修制度

多様化する保育のニーズに応えるため、近年の保育士にはより高度な専門性が求められるようになってきました。そのためには保育現場において、キャリアパスを見据えた職位の整備・現場を取り仕切るリーダー職員の育成が重要視されています。

そうした状況で、大阪府では平成29年度から厚生労働省が通知した「保育士等キャリアアップ研修の実施について」にのっとり、「大阪府保育士等キャリアアップ研修」を実施しています。
キャリアアップ研修の機会を多く確保するため、子どもの保育に関する研修の実績がある非営利団体も対象に、研修機関として指定しています。

>>大阪府保育士等キャリアアップ研修の指定実施機関はこちら<<

「キャリアアップ制度」について詳しく知りたい方は以下の記事もチェック!

研修や復職支援も行っている

また、大阪府では保育人材の確保のために、潜在保育士(保育士免許を持っているが、現在は保育の仕事をしていない人)に対する支援や研修も行っています。
支援や研修を行うのは「大阪府保育士・保育所支援センター」。大阪府の委託によって設けられた機関です。
ここで潜在保育士さんに就職のあっせんをしたり求人情報を提供したり、施設見学会や保育体験の機会を設けたり、復職応援セミナーを実施したりして、保育士さんの就業を支援しています。

資格がなくても「子育て支援員」として働くことも

保育の担い手を確保する事業はそれだけにとどまりません。
大阪市の地域型(小規模・家庭的・事業所内)保育事業所や認可保育園、認定こども園では、「大阪市家庭的保育事業等バンク」に登録することにより、保育士資格を持っていない人でも「子育て支援員」として就業することが可能です。

子育て支援員になるためには「大阪市子育て支援員研修(地域型保育・一時預かり)」を受講する必要がありますが、この研修を修了すれば全国で「子育て支援員」として活動できるようになります。
平成30年度大阪市子育て支援員研修のご案内をよくチェックして受講の申し込みをしましょう。

大阪市域の地域型(小規模・家庭的・事業所内)保育事業所・認可保育園及び認定こども園で就業可能

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保育士にとっても魅力的な、手厚い支援がたくさんある大阪。
他の都道府県に住む方にはあまり馴染みがないかもしれませんが、保育士として働く上でさまざまなメリットがあります。
特に、保育所勤務で返済が免除される貸付金は、復職や転職を考えている保育士さんにとっては魅力的ですよね!

お仕事探しの際は、見知った土地や自分の行動エリアに検索範囲を絞ってしまいがち。ですが、一度視野を広げてみれば、より理想的な職場に出会えるかもしれませんよ!

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