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[記事公開日]

皆さま、はじめまして。「よこ」と申します。
私は大学卒業後、保育の世界とは全く関係のない一般企業で事務職などの仕事をしていた40代ですが、2年間専門学校に通い、今年3月に保育士資格と幼稚園教諭第二種免許を取得した新米保育士です。

私が保育士を目指した理由

私は、非正規の契約・派遣社員として、事務業を中心に仕事をしてきましたが、いつからか「このまま仕事をしていても正社員として働くことが難しい」、「同じ業界、同じ仕事でこのままやっていて良いのかな」という疑問を抱いていました。
非正規の仕事に就いて、それ以上のチャンス、それに見合った処遇が無いのでは、と感じていたのです。

そんな思いを抱き続けていた2年前のある日のことです。
契約期間が切れて、 私はハローワークの窓口で、あるものを手にしていました。
それは、委託訓練制度という公共職業訓練を民間の専門学校や短期大学などに委託して行うコースのパンフレットでした。
その委託訓練制度を利用すると学費無料で2年間保育士資格を取得できる学校に通学でき、在学中は雇用保険も受給できる、という内容のものでした。保育士不足が叫ばれる中、多くの都道府県で同様のコースが設置されているようです。

パンフレットを手にした私は色々なことを考えました。
以前、児童福祉施設でボランティアをしていたことがあり、「子どもと関わる仕事がしたい」という漠然とした希望はあったものの、そのような仕事をする機会は今まで無かったこと、
何度か転職歴があることや年齢が高いことなどから、契約社員や派遣など非正規雇用の仕事にしか就くことができなくなって10年ほど経っていたこと。
保育士の求人倍率は非常に高いらしいことなど……。

考えた末、私はそのパンフレットに書かれていた保育士の訓練コースに申し込むことにしました。
「年齢的に、自分の可能性を広げる最後のチャンスかもしれない」
「うまくいかなかったとしても、また非正規の事務職の仕事に戻るだけと考えれば失うものはないから、まずやってみよう!」
と考えたためです。

気のおけない仲間との出会い

どんどん相談する
そして、せっかく2年間通うのだったらと思い、保育士と幼稚園教諭免許が両方取得できる専門学校を選びました。
クラス編成は、ハローワークの委託訓練生と一般の学生の混成で、年齢も18歳の高校新卒から私より年上の人もいてさまざまです。
訓練に申し込んだときは、年齢的にこれが最後のチャンスだと思っていたのですが、もしかするとそれは私が思い込んでいただけであったのかもしれません。

久しぶりの学校生活は、グループワークの授業や学園祭の出し物などクラスの仲間と共同で行う作業が多く、大変でした。
しかし、仲間に恵まれて友人がたくさんできました。
この年齢になって、仕事などの利害関係やしがらみがなく付き合える、気のおけない友人関係ができるということは、非常に新鮮で貴重な機会であったとしみじみ思います。今でもその仲間たちと食事をしたり、楽しく付き合っています。

最高齢の実習生、38℃の真夏の実習


授業内容はペープサートやパネルシアターの制作など、制作技術が必要な科目が多く、手先が不器用な私はかなり苦戦しました。
ただ、幼稚園の頃に習ったきり習ったことすら忘れていたピアノを再度弾くことになりましたが、全く初めての人と比較すると苦労せずに済んだように感じたので、些細なことであっても子どもの頃に経験しておくと後で役に立つこともあると身をもって学びました。

実習では、担任の先生方はほとんど私より若く、「先生方もやりづらいだろうな」と思ったことを覚えています。
史上最高齢実習生だったため、真夏の実習は、途中で倒れやしないかと実習園の先生方から本気で心配されましたが、どうにか無事に終了することができました。
この年になって、38℃の炎天下、園児たちといっしょに駆け回ってふらふらになりながら実習したのも、今では良い思い出です。

就職活動で気付いたこと


就職活動は、2年次の実習と学園祭が終わるまではその準備に忙しくて何もできない状態で、学園祭が終わった頃には2018年新卒の就活シーズンは完全に終わっていました。
しかし、保育士の求人は多いため、クラスの友人たちは晩秋に就職活動を始めても、みな早々と就職が決まっていました。

クラスの友人たちの就職活動を見て驚いたのは、就職活動らしい就職活動はほとんどせず、最初に見学に行った園から内定をもらい、そのまま就職する人が多かったことです。
一般企業の就職だと数百件エントリーシートを出してほんの数件面接に進めるくらいというので、保育士は本当に求人が多いのだと思いました。
また、一般的な就職活動では、さまざまな企業を見て条件なども比較して決めるのが普通ですが、そういったことがないのも不思議に思いました。
私自身の就職活動は、求職サイトや学校からの紹介、就職フェアなどを活用して行い、見学も含め10園程度を検討しました。
私は年齢が高いこともあり苦戦し、気が付いたら養成校を卒業していましたが、3月ぎりぎりでどうにか就職先も決まり4月から保育士として働き始めました。

そして、保育士として働くことに加え、保育士養成校の生活や保育士生活で遭遇した驚き・発見を色々な方と分かち合いたいと思い、この度『保育のお仕事レポート』でコラムを執筆することになりました。
どうぞよろしくお願いします。

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よこ

よこ

事務職OLから、ハローワークの職業訓練を経て保育士と幼稚園教諭の資格を取得した四十代の新人保育士。いつか自分で子ども向けの事業を立ち上げたいと思い、現在は経験を積むために保育士として修行の日々を送る。 変顔で子どもを笑わせるのは得意だが、制作は苦手なのでどうにか避けられないかと密かに画策している。また、保育士と並行して、自分の思いや学びをアウトプットしていくために、ライターとしても活動。
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