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[記事公開日]

今回は、私が5歳児を担任してきた中で、人気があった絵本を紹介します。
ユーモアがあるものに対して「もっともっと」とリクエストが多くなる年齢でもあるけれど、この年齢だからこそ、登場人物の感情を考えることもできます。
なので、おもしろいものから、大人が読んでも心に残るものまで選んでみました。

ツッコミどころ満載!クセになる『なんでやねん』

『なんでやねん』
文 中川ひろたか 鈴木 翼
絵 あおき ひろえ

元々は「なんでやねん体操」という曲から生まれたこの絵本。
「あさおきたら、ちょんまげはえてた……なんでやねん」など、次々に「なんでやねん」とつっこむ展開が待っているユーモラスな本です。
展開が面白く、次はどうなるの?と気になってしまいます。一度読んだら、「また、『なんでやねん』見たいよーー。」とクセになってしまう絵本です。

夏だからこそ読みたいしかけ絵本『ねこのはなびや』

『ねこのはなびや』
作 渡辺 有一

今の季節にぴったりの、この絵本!
表紙の色合いからも、ワクワク感が高まります。しかけ絵本になっていて、ドーーンと花火が打ちあがる場面では、子ども達から「わーーー!」と歓声が上がったりもします。
色合いがとてもきれいな絵本なので、絵画で花火を描く時に読んで、イメージを高めたりもしました。

乳児も大人も楽しめる『ねこのピート』

『ねこのピート』
作 エリック リトウィン
絵 ジェームス ディーン
訳 大友 剛
文字画 長谷川 義史

アメリカでとっても人気のある絵本の日本語バージョン。
絵本の最後のページに、ねこのピートの曲があるのですが、その曲に乗せて絵本を進めていくと、子ども達はもちろん、読んでいる先生もとても楽しい気持ちになります。
どんなことがあっても悲観的にならず、前向きに進んでいくピートに、大人も元気をもらえますよ。
また、この絵本は言葉の繰り返しが多いので、5歳児に限らず乳児さんも楽しめます。異年齢で過ごす夏の季節にぜひ読んでみてくださいね。

子どもたちの意見に耳を傾けてみよう『ニンジャさるとびさすけ』

『ニンジャさるとびすすけ』
作絵 みやにし たつや

「おまえうまそうだな」や「おとうさんはウルトラマン」などで知られる人気作家さんの絵本です。
登場するのは忍者の子、「さるとびすすけ」。さるとびすすけは、さまざまなことで悩みます。お母さんには、「いっぱい勉強しなさい」と言われ、お父さんからは「いっぱい遊べばいい」と言われ……。
悩んでいるところに子分たちが出てきて、共に考えてみるものの、なかなか答えが出ず。彼はお殿様に相談しにいきます。

この本には、
「ちちとははのおしえのまき」
「いじめをなくすじゅつのまき」
「しんだあとは?のまき」
の3本が入っています。大人もどう答えたらよいか、考えさせられる絵本です。
子ども達からもさまざまな意見が出ますよ。

一番大切なのは……

以上、4作品紹介しましたが、まだまだおすすめ絵本はいっぱいあります。
でも、あくまでこれは私のおすすめ。
大切なのは読む先生も楽しみながら、「この絵本、素敵だな」と思うものを、子ども達に読んであげることだと思います。

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伊東香里

伊東香里

三重県出身。三重県内の公立保育園臨時保育士、私立保育園常勤保育士として20年程勤務。そのうち13年間を5歳児担任として過ごす。時々地域センターにて子育てイベント講師を行うほか、地元FMラジオにパーソナリティとしても出演。2017年4月より上京し、都内の保育園で勤務中。 趣味は身体を動かすこと。バドミントン・登山・フラダンスなど。