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[記事公開日]

プールに夏まつり、田舎に帰って山遊び……
夏は子どもたちにとって楽しみが多い季節。さんさんと輝く太陽と爽やかな青空の下で、元気いっぱいに過ごしてほしいものですよね。
しかし、そんな楽しい夏には大きな危険が潜んでいます!
熱中症や水の事故から、ちょっと意外なリスクまで、今日は夏に潜む7つの危険についてお伝えします。

子どもは特に注意!《7つの危険性》とは?


夏はレジャーに出かける機会も多い分、大人でも十分気をつけなければならない危険性がたくさん潜んでいます。
自分の体調について自覚症状を持てない、自分の異変を上手に伝えられない子どもは、大人よりも重篤なダメージを受けてしまいがちです。

それでは、具体的にどのような危険性があるのか見てみましょう。

夏に気を付けるべき《7つの危険》
1 水の事故
2 熱中症・脱水症状
3 あせもなどの皮膚トラブル
4 紫外線によるダメージ
5 夏風邪
6 遊具などによるヤケド
7 空調などが原因の低体温症

浅いプールでも危険!水の事故

プールで遊ぶ園児

保育施設で注意したいのはプールでの水遊び。10~20センチ程度の浅い水深でも、うつぶせで転んで窒息する恐れがあります。
また、息継ぎがうまくできない子どもが大量に水を飲みこむと、腎臓で水分を処理しきれずに低ナトリウム血症を起こし、命に関わることも!

Twitterでも、こうした注意喚起のツイートが話題になっています。

これはお風呂場で溺れてしまったケースですが、海やプールでも同じことが言えます。
子ども自身が溺れていることに気づかない、何が起きているかわからないために、助けを呼ぶことができない……
人知れず静かに溺れているなんて、考えただけでもぞっとしますよね。

水の事故を防ぐためには…
・底が滑りやすいビニールプールは滑り止めを付ける
・浮き具等を使用する場合は大きすぎないものを選ぶ
 ※転倒時、起き上がる際の妨げになる場合があります。
・複数人での監視を徹底する
・低ナトリウム血症防止のため、水遊びは適度な時間で切り上げる

水の危険性についておたより等で保護者に広報することも大切です。

子どもは熱中症になりやすい!

年々酷暑となっている日本の夏。大人でも熱中症に倒れてしまう人が増えている中、子どもにはいっそうの注意が必要です。
子どもは環境の温度変化の影響を受けやすく、熱中症になりやすいもの。予防とともに、体調変化にすぐ気付くことが重要です。


このように、人間が正常に運動できる気温には限度があります。

熱中症予防のために…
・空調の温度を適正に保ち、窓からの太陽熱を防ぐ
・気温が35℃を超える場合の運動は中止
・水分・塩分をこまめに補給する
・風通しのいい服装で熱を逃がす
・外出時は帽子を着用する
・体温調節が難しいため、体調不良時は休ませる

厚生労働省からも注意喚起が出されています。あまりにも暑い日には、なるべく外に出ないように、かつ室内の温度にも気を遣いながら過ごしましょう。

熱中症のサインを見逃さないで!

完全に熱しきったゆで卵を冷やしたところで、固まってしまった白身や黄身が液体に戻らないのと同じ……というと、熱中症の恐ろしさも伝わりやすいでしょうか。それが人間の脳でも起こりうるのです。
熱中症は重度になるほど回復が遅くなったり、最悪の場合は死亡、重篤な後遺症が残ってしまったりします。
ちょっと様子がおかしいかも……?という子どもがいたら、それが熱中症になってしまっているサインかもしれません。
早期に気付くためにも、下記のサインを見逃さないことが大切です!

  • 汗をかかなくなる
  • 元気がない
  • ふらつきがある
  • 顔色が赤く(青く)なる

万が一の応急処置法

もしも熱中症になってしまったら、早急に処置をし病院へ!

症状別の応急処置
名称 主な症状 対応法
熱けいれん 足や腕の痙攣 生理食塩水で塩分を補給する
熱失神/熱疲労 だるさ/吐き気/
顔面蒼白/失神
涼しい場所で足を高くし寝かせ、水分補給をする
熱射病 意識喪失 一刻も早く病院へ!涼しい場所で足を高くし、首、脇下等を冷やして救急車を待つ

あせもなどの皮膚炎は夏ヒドくなる

あせもが出来た子ども

夏はたくさん汗をかく季節。それが原因で肌がかぶれてしまうケースは少なくありません。
また蚊やブヨといった虫も多く飛んでいます。子どもの肌トラブルに注意しましょう。

名称 対処法
あせも 汗をかきすぎることで起こる皮膚トラブル。
汗をかいた後はふき取るなどして清潔に保ちましょう。
虫刺され かきむしると、爪からブドウ球菌などが入り、
とびひを発症することも。患部に加えて手指の清潔にも注意しましょう!
アトピー性皮膚炎 夏はかゆみがひどくなりがち。皮膚を清潔に保ち、薬の塗布について保護者とよく話し合いましょう。

紫外線は子どもにも大敵!

健康的に日焼けした子どもたちが、夏の日差しの下を走り回っている……とても爽やかな風景ですよね。
しかし幼少時に紫外線を多く浴びるほど、大人になって皮膚ガン、シミやシワになりやすいと言われています。
保育施設では家庭での配慮を呼びかけながら、出来る限りの対策をとりたいものです。

帽子を必ずかぶる

ツバが7cm以上なら、顔への紫外線が60~70%防げるというデータも。首のカバーも有効!

外遊びの時間に注意し、日陰を活用する

影が短い昼時は特に注意が必要。日陰では約50%の紫外線を防ぐと言われていますので、上手に利用しましょう。

夏風邪にもご用心

夏風邪は屋外と屋内の温度差などにより免疫が低下したタイミングで、風邪のウイルスに感染することでおこります。
代表的なものに、手足口病やプール熱などがありますが、うがい、手洗いの徹底で予防ができます。プール熱はタオルの共有や、目からのウイルス感染もあるので、タオルの共有を避け、目を洗う等の予防策をとりましょう!

遊具でヤケド!意外な危険性

鉄製の遊具や砂場、地面などは、直射日光に温められてかなり高温になっていることがあります。それにうっかり触ってしまうと、子どもがヤケドを負ってしまう危険性が!
地面を裸足で歩かせない、外遊びの時間を工夫するなど対策をするとともに、危ないと感じる遊具等には、近づかせないよう注意しましょう。

子どもに急増している低体温症

低体温とは、直腸温が35℃以下に低下した状態。自覚症状なく震えなどが生じ、長時間低体温の状態が続くと命の危険もあります!
夏なのに低体温症になるの!?と驚かれる方もいらっしゃるのではないでしょうか。確かに低体温症といえば、冬の寒い雪の中で発症して……といったイメージが強いですよね。
しかし、実は夏のきつい冷房などによって引き起こされてしまうのです。
扇風機の風に直接あたる、汗が乾かないまま放置することで生じやすいため、汗をきちんと拭く、空調設備の風を直接当てないよう注意する……などの対策をしましょう。

編集者より

私が子どもの頃は危険など知らず…夏は真っ黒になって遊びまわっていました。熱中症や水の事故はその危険性が知られていますが、例えば紫外線については…理解があまり浸透しておらず、対策は他国に比べても遅れている様子。

現状で大きな対策は難しくとも、保育士さんがリスクを理解していることで防げることも多いはずです。子どもたちが夏を安全に、楽しく過ごせると良いですね!
 

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参考資料

《参考》環境省 紫外線環境保健マニュアル2008年度版
http://www.env.go.jp/chemi/uv/uv_pdf/full.pdf友だち追加

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