保育士の悩み

ダイエットや心のケアにも!基礎体温を健康管理にフル活用するコツ

基礎体温は「妊娠したい時や避けたい時に測るもの?」と思われがちですが、実はダイエットや、スキンケア、メンタルケアにも活用できるんです!今回は基礎体温を測ることで、元気とキレイをキープする方法をご紹介します。

基礎体温でできる7つのこと

体温計
まず、基礎体温を測ることでできることから確認してみましょう!

基礎体温で分かるコト
1 月経日の予測ができる
2 排卵の有無や妊娠の可能性
流産の可能性などがわかる
3 女性ホルモン分泌の有無がわかる
4 体調や心の状態の良い時期、悪い時期がわかる
5 お肌の状態の予測ができる
6 その時期に適したダイエット方法がわかる
7 更年期症状の早期発見につながる

基礎体温を測れば、自分自身の「リズム」が把握できます!生理日の予測から旅行の予定を立てたり、スキンケアやダイエット方法を工夫したり…。活用法しだいで、女性にありがちな「なんとなく不調」な時期のストレスも、軽くすることができますよ!
 

基礎体温を実際に測ってみよう!

看護師さんのアドバイス
基礎体温は、朝目覚めた際、動かずにふとんの中で検温しましょう。より細かな数値まで計測できる専用の体温計の先端を、舌の下に入れてくわえ、口を軽く閉じて検温します。

【point】
・なるべく毎朝同じ時間に測る
・検温前や検温中に動いたり起き上がらない
・いつも舌下の同じ位置で測る

基礎体温の見方

基礎体温表

基礎体温は低温期と高温期を繰り返します。その中には、「生理期」「卵胞期」「排卵期」「黄体期」の4つの基本的サイクルがあります。個人差はありますが、一般的なものは上のようなグラフです。
 
※高温期のない場合などには無排卵の疑いも…。心配な点があれば一度婦人科を受診しましょう。
 

基礎体温でわかるカラダの周期
生理期 月経がある状態のことです。黄体ホルモン(プロゲステロン)が減少し、体温が下がります。
卵胞期 卵胞ホルモン(エストロゲン)が分泌され、子宮内膜が厚くなる時期です。
排卵期 排卵をするように卵巣に指令を出している時期。プロゲステロンの影響を受けて高温期に入ります。
黄体期 受精卵が着床しやすいよう、子宮内膜が更に厚くなる時期です。

 

ダイエットに基礎体温を活かすコツ

女性のイラスト
ダイエットに適している時期は、生理後~排卵にかけての低温期です。体の血液や水分のめぐりを良くしてくれる【エストロゲン】の分泌が多いので、代謝がよく、運動や食事制限も効果的!逆に黄体期に入ると、溜めこみやすい体になります。

周期に合わせたオススメダイエット法
生理期 ・体調がすぐれない場合はストレッチなどで体をいたわる
・筋肉をつけやすい時期なので、筋トレを取り入れる
・体を温める(血行不良の予防)
卵胞期 ・脂肪燃焼のために20分以上の有酸素運動をする
・たんぱく質・ビタミン・ミネラルを多く摂る
・体脂肪の代謝を促す唐辛子などを摂る
排卵期 ・むくみが出やすいため塩分を控える
・体調に合わせてダイエットは継続。ただし無理はしないこと
・太りやすくなってくるため暴飲暴食に注意する
黄体期 ・塩分を控え、カリウムを摂る(むくみ予防)
・食物繊維を摂る(便秘予防)
・ストレッチやマッサージでめぐりを改善する

 

スキンケアに基礎体温を活かすコツ

スキンケアをする女性
肌は女性ホルモンの影響を受けやすく、周期に合わせて、スキンケアも変える必要があります。美肌をキープするためにも下記に気をつけましょう

周期に合わせたおすすめスキンケア
生理期 ・肌が敏感なのでスクラブやピーリングは避ける
・刺激の少ないフェイスパックや、化粧品を使用する
・メイクオフは丁寧に行う
卵胞期 ・肌の状態が良いので、脱毛や角質ケアはこの時期がオススメ
・新しい化粧品を試すのにオススメ
・オイルを使ったケアも取り入れやすい
排卵期 ・脂性肌の場合は吹き出物が出やすいので注意
・不安定期に備えて、スペシャルパックや美容液を使いケアする
黄体期 ・皮脂分泌が活発なため、さっぱりタイプの基礎化粧品を使う
・ビタミンBやC、Eとミネラルを補い吹き出物を予防する

 

メンタルケアに基礎体温を活かすコツ

落ち込む女性
生理期にイライラしたりブルーになった経験は誰もがお持ちでしょう。最後は心のケア方法をご紹介します。

周期に合わせた心のケア
生理期 ・イライラしがちな時期。大切な話は避ける
・感情のデトックスができるよう、ドラマや本を楽しむ
・あらかじめ体調が悪いことを周囲に伝えておく
・ネガティブな理由を考えない(自分を責めない)
卵胞期 ・旅行やデートがとても楽しめる時期
・新しい趣味に取り組んでみる
・重要な計画、新しいプロジェクトに取り組む
・積極的に外に出かける
排卵期 ・まだ心も安定しているため、積極的に物事に取り組む
・不安定期に備えて、エステやアロマでリラックスする
黄体期 ・イライラが溜まりやすいため、我慢をしすぎない
・集中力が低下するためケアレスミスに注意する
・判断力が鈍りやすいため、重要な決断は避ける
・ひとりでゆったり過ごす時間を作る

 

編集者より

年明けから基礎体温を付け始めた編集者。カラダや心の不調があると、すぐにグラフに表れるので、体調の管理には便利です。枕元に置いて、目覚ましが鳴ってすぐに測れば、目覚まし効果もありますよ!
 
自分のリズムを知って、不調の理由が分かれば「今は仕方がない」と、余計にイライラしなくて済むでしょう。心穏やかであなたらしい生活のためにも、ぜひ基礎体温を取り入れてみてくださいね!

参考文献・サイト

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