キャリアアップ・資格

テーマパーク×保育士~夢のある職場で資格を活かそう!~

子どもたちが楽しそうにはしゃぎまわり、家族の楽しい時間が流れるテーマパークや遊園地。そんな夢の溢れる空間で保育士資格を活かせないかな…そんな思いを抱く保育士さんも少なくないようです。今回はテーマパークをはじめ、レジャー施設などで保育の経験と知識を活かして働く方法を探ってみましょう!

テーマパークや遊園地…保育士資格を活かせるお仕事は?

子どもたちのイラスト
近年では、子どものいるママやパパが安心してレジャーやショッピングを楽しめるように、施設内や近隣に託児所を設置するテーマパークや商業施設も増えてきました。また多くの施設では迷子センターやベビーセンターを担当する職員など、子どもと関わる機会のある職種も多く存在します。
 
まずは保育士の資格や経験を活かせる可能性のあるお仕事をチェックしてみましょう!
 

◆テーマパーク・遊園地のお仕事◆
託児所職員 パーク内などに託児所が設置されている場合には、その職員として勤務することも可能でしょう。通常の保育園と異なるのは、毎日預かる子どもが異なるということ。臨機応変な対応と、利用者の方の思い出づくりを支援するホスピタリティが求められます。
運営スタッフ 幼児向けのレジャー施設などの場合には、施設の運営スタッフとしても、子どもと接する機会があります。子どもたちを楽しませると同時に、安全にも十分な配慮が必要なお仕事です。
迷子センター
ベビールーム職員
他の業務と兼任する場合が多いようですが、施設内の迷子センターやベビールームの担当職員として活躍することもできます。保育士資格は基本的に不要ですが、保育技術は活かせる場面もあることでしょう。

 

◆商業施設のお仕事◆
託児所職員 ショッピングモール内などに託児所が設置されている場合には、保育士として活躍が可能です。短時間の利用が多くなりますが、常に臨時の利用があるため、柔軟な対応力が必要となるでしょう。
プレイグラウンド職員 幼児向けのレジャー施設などの場合には、施設の運営スタッフとしても、子どもと接する機会があります。子どもたちを楽しませると同時に、安全にも十分な配慮が必要なお仕事です。

 

◆臨時・季節限定のお仕事◆
スキ―場の託児所職員 シーズンになると、大型スキー場の多くで、子連れでも楽しめるように託児所が併設されます。臨時の職員ではありますが、そういったシーズン限定の施設で保育士資格を活かすこともできるでしょう。
イベント職員 大型の子育てイベント、親子参加型イベントでは、会場の一角に託児スペースを設けたり、キッズコーナーを設置したりすることがあります。求人自体は決して多くはありませんが、一度に多くの子どもたちのお世話を担当するので、経験を活かして活躍することも可能です。

 

なるにはどうすればいいの?

アドバイザーの女性
では、こういったテーマパーク、レジャー施設で働くためにはどのようにすれば良いのでしょうか。基本的に、一般的な保育園や幼稚園の求人に比べ、こういった施設の場合には募集人数も少なく、求人自体がなかなか見つからないというケースが多くあります。公式のホームページや検索エンジンで、定期的に求人をチェックすることが大切です。また、連絡先が分かれば、現在職員を募集しているかどうか、問い合わせてみても良いでしょう。
 

求人の中には、保育士や幼稚園教諭の資格・免許が特に必要でない場合も多いホィ。ただし保育士資格を持っている、現場で子どもたちを受け持った経験があるということは、選考でアピールできるポイント。どんなことを学び、どのようなことに気を付けて保育をしてきたのか、これから経験をどのように活かしたいのか、しっかりまとめておこうホィ!

こんなところは要注意!覚悟すべきポイント

風船と少女のイラスト
求人が少ないこともさることながら、テーマパークなどの職員として働く上では、注意しておきたいポイントがあります。ただただ楽しいだけではないレジャー施設関連のお仕事。その厳しさも把握しておきましょう!
 

◆非正規雇用が多い◆
多くのレジャー施設においては、人件費は大きな支出となります。アルバイトなどで人員を確保するケースも多く、まずは非正規雇用からのチャレンジとなることが非常に多いでしょう。月給換算した場合の収入や、キャリアアップ制度についても、きちんと確認しておく必要があります。

 

◆休日や勤務時間が不安定◆
年中無休、営業時間も早朝から夜遅くまでという場合が多いため、基本的にはシフト勤務になることが多いでしょう。決まった曜日に休みを取得したい、夜間は働けない、といった条件提示ではなかなか採用に漕ぎつけないこともあるかもしれません。

 

◆転勤・配属先が選べない可能性がある◆
場合によっては希望した職種とは別の職種での配属になる場合や、遠方の職場への配属となる可能性もあります。また、複数の施設がある場合には、異動の可能性もあるので注意しましょう。選考の際に、転居を伴う転勤の可能性や、配属への希望がどこまで考慮されるのかなど、詳しく聞いておくと安心です。

 

◆他の業務との兼任が多い◆
ただ子どものお世話をしていればよいわけではなく、例えばアトラクションのメンテナンス、清掃、顧客の誘導や商品の管理など、他の業務を兼任する可能性があります。場合によっては力仕事が多く発生する場合もあるので、実際に働いてみたらイメージと違った…ということのないように、選考の際にしっかり業務内容を確認しておきましょう。

 
いかがでしょうか。子どもが好き、楽しそうというイメージ先行では成り立たないお仕事であることがわかることでしょう。自分自身のキャリア設計、そして保育の知識や経験をどのように活かしていきたいのか。職場のイメージや見栄えだけでなく、そういった内面的な部分を考えることも、お仕事を決める上では重要であることを、心に留めておきましょうね!
 

編集者より

子どものイラスト
明るい笑顔で子どもたちと家族の思い出づくりのお手伝いをする、テーマパークや遊園地のスタッフさん。とても楽しそうなお仕事に見えますが、一方で忙しい中で安全に顧客を管理する能力や、どんな時でも笑顔でいる精神的な強さ、設備や設備に関する多くの知識など、求められるスキルは大変幅広いものです。
 
世の中に楽な仕事はない、と言いますが、まさにイメージだけでは決して続けることができないお仕事でもあるでしょう。テーマパークやレジャー施設で働きたいという方は、そのような覚悟を胸に、自分自身のキャリアや、これからチャレンジしたいことなどについてじっくり考えることが大切ですね!
 
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