働くうえで重要となる要素のひとつが”通勤時間”。毎日のことだからこそ、職場選びの際にはしっかり検討することが必要です。「理想的な通勤時間は何分?」「許容できる限度はどれくらい?」今回は通勤時間に関して、100人の読者の皆さまに意識調査を行った結果をご紹介します!
保育士さんの通勤経路は電車・マイカーが主流
今回アンケートにご回答いただいたのは、保育士さんをはじめとする100名の読者の皆さま。まずは普段の通勤で、どのような交通手段を利用しているか伺ってみました。
すると利用される通勤手段で最も多かったのが「電車(37.0%)」、次いで「自家用車(34.0%)」となりました。保育業界においては、通勤にマイカーを使うという方も多く、今回のアンケート結果でもそのような特徴がみられます。
現在の通勤時間は「1時間以内」が8割!
続いて現在通勤をされている方を対象に、日頃の通勤時間を聞いたところ、「30分~1時間」という方が最も多く35.1%、次いで「15分~30分」という方が27.8%でした。一方で1時間30分以上通勤にかかっているという方も6.2%いらっしゃいました。
早番などを考えると 1時間半はかなり辛い。家のこともしなくてはならないので 往復3時間の時間が惜しくてならない。(40代/女性)
なお、現在の通勤時間に対して満足しているかという質問に対しては、54.2%が「はい」と回答、40.6%が「いいえ」、5.2%が「どちらとも言えない」と回答する結果となりました。
通勤時間が長い方からは、やはり日々の通勤で感じる辛さが多く寄せられた他、電車通勤をする方からは「満員電車が辛い」「乗り継ぎが悪く不便」といったご意見も寄せられました。
理想の通勤時間は「30分以内」?
「あなたにとって理想的な通勤時間はどれくらいですか?」という質問には、約半数の48.0%が「15分~30分」と回答。次いで「5分~15分」が31.0%、「30分~1時間」が17.0%となりました。
やはり理想としては多くの方が30分以内、長くとも1時間以内の通勤時間を望んでいることがわかります。
許容範囲はやっぱり「1時間以内」が多数!
また、「ここまでならば許容できる」という通勤時間の上限を伺ってみたところ、「30分~1時間」が45.0%、「15分~30分」が31.0%、「1時間~1時間30分」が17.0%と、多くの方が通勤時間の限界を、意外と短い時間に設定していることが分かりました。
みんなの通勤上の不満はこんな所!
最後に、通勤に関する現状の不満を自由回答でお寄せいただきました。通勤時間そのものに対する不満はもとより、多かったのが通勤手当などの福利厚生に対する不満。いただいたご意見をいくつかご紹介しましょう。
通勤は毎日のこと。例えば通勤時間が片道1時間で22日勤務の場合、年間で費やす通勤のための時間は528時間にもなります。自分自身の生活を考慮して、無理のない時間はどれくらいか考えることが必要でしょう。
また、通勤手当に制限があるのか、渋滞や遅延の場合の迂回方法があるのかなども職場を選ぶ時点で確認できればベターですね。
編集者より
現在通勤時間が1時間30分を超える編集者。無理な距離ではありませんが、やはりプライベートな時間はそれだけ削られますので「もったいないな…」と感じることも多くあります。
転職の際には、給与や仕事内容、職場の雰囲気など、重点を置くべき点も多いため、通勤時間に関してはある程度無理をしてでも…と考える方もいらっしゃいますが、ご自身の毎日の生活、そして長く勤めてライフステージが変わった際のことまで想定したうえで、通勤し続けることが可能か否か、検討すると良いかもしれませんね。
一方で「絶対にマイカーで15分以内でないとイヤ!」といった条件の絞り込みでは、求人自体がなかなか見つからないこともあるでしょう。条件を厳しく設定しすぎている方は、理想の他にも、ある程度柔軟性を持った許容範囲を設定し、幅ひろくお仕事探しを進めていけたら良いですね。
・実施期間:2015年12月12日~12月22日
・実施対象:
保育士(81.0%)・幼稚園教諭(7.0%)・その他保育関連職(3.0%)
学生(5.0%)・主婦その他(4.0%)
・回答者数:100人(平均年齢:31.8歳)
・男女割合:女性/98.0%・男性/2.0%
※ご協力いただきました皆さま、貴重なご意見をありがとうございました!