約8年間、幼児教育や保育に関わり
母になる日が来た時には、周りから、
「保育士さんだし大丈夫だよね」
「心配ないね。」
と言われましたが、全くもってそんなことはありません。
実際に、保育園では新生児は受け入れていないので、
まだ小さい我が子をはじめて沐浴に入れた時は手が震えました。
第二子の今も、ドキドキしながら沐浴させてます。
子どもの声に対しては、
職場では、その子の感情や、その場の様子を把握して、
一番良いと思う言葉かけを探して応えるようにしたり、
出来るだけ否定の言葉を使わないように心がけています。
しかし、我が子になると、
「それだめ、これだめ。」と気をつけていても、
ついつい出てしまい毎回反省の日々です。
保育士の仕事を通じて得た知識から子どもの成長や体調の異変は経験上、予想できます。
ですが、悪い結果も予想出来てしまうので、
まだ悪くなっていない状態でも、落ち込んでしまうことがあります。
保育士だからって、上手に子育てできるわけではありません。
あくまで私のことですが…。
ただ、母になり、
不安や、悩みを経験して、
職場でも保護者様の気持ちが以前より少し分かるようになったのかなと思います。
母になる前も、その置かれた立場で一生懸命考えて、気持ちに寄り添えるように
「お母さん、不安ですよね」
とお話していたことも、母になってからは、
自分が母親として試してみたことを伝えたり、
少しでも重なる状況なら、心から共感することが出来るようになりました。
母になる前の保育士、
保育に対する理想を追い求めて研究心がある保育士、
母の気持ちを経験した保育士、
色々な立場の保育士が居るからこそ、
保護者の気持ちや、思いに応えてあげられるのではないかと思います。
これからも自分の経験を活かしながら、子どもたちや保護者の方と関わっていきたいです。
