「チーム保育」最近よく聞く言葉ですよね。
「チーム保育」をインターネットで調べてみると、このように書かれています。
チーム保育は、一人の保育士(教諭)がひとつのクラスを保育するのではなく、複数のクラスを複数の保育士で保育する、という考え方です。例えば幼児クラスが3つあったら、3人の保育士で役割分担して3クラス全部を保育するのです。
しかし今回の記事では、いかに先生達が協力し、お互いの意見を尊重し合えているか、一つのチームになって保育が出来ているかを「チーム保育」と呼び、お伝えしていきます。
早速なのですが、自分の今までの保育について
「周りと常に協力が出来ていたか?」
「話し合えていたか?」
と振り返ってみると、自信を持って「出来ていた」とは中々言いづらいところがあります。
特に一人担任になったばかりの頃は、ただただ無我夢中で、毎日が必死で、先を見通した保育を考えなくてはいけないのに、自分のクラスの事ばかりで、周りとの協力の事を考える余裕は全くありませんでした。
本当に、今振り返ると恥ずかしい気持ちでいっぱいになります。
過去、私は年長児を担任することが多かったのですが、経験を積み、少し視野が広がって来た頃にクラスの子を見ていて、ふと感じたことがあります。
それは
・乳児期にどれだけ関わってもらったか
・年少児、年中児の時に、いかにその年齢に適した関わりをしてもらったか
で、年長になった時の姿に随分違いがあるということでした。
これは子どもに限らず大人にも似たことが言えると思います。
先生も人間であり、保育士として育ってきた過程も違いますし、一人一人、保育への考え方も違うのは当然です。
しかし、ここで押さえておきたいのが、やはり園として、子どもたちをどの様に育てていきたいか、保育していきたいか、という認識をしっかり合わせるのはとても大事ということです。
先生たちが同じ方向を向いていると、子どもたちの成長も、ぐっと変わってきます。
日々、業務に追われていて大変だと思うのですが、一日の中にほんの少しだけ、対話する時間を持ち、先生同士どんな考えを持っているのかな?と知り合う時間を作ってみてはいかがでしょうか。
ここで大切なのが、上司や部下といった立場はひとまず置くことです。
そこを気にして話を進めても、良い対話は生まれません。(これは、私が経験して感じたことです)
本音で対話していく事で、保育の方向性がよりしっかりと見えてきますし、「こんな考え方があるんだな」と相手の先生の考えから学ぶことも出来ます。
お互いを尊重した対話をしていくと、みんなが一つになり、子ども達にプラスになりますし、先生達もより保育を楽しめるようになると思います。
すぐに、あれもやろう、これもやろう、は難しいかと思いますので「出来る事から少しずつ」がポイントです。
まずは隣のクラスの先生と、少しだけお話ししてみませんか?
「チーム保育」こころを一つに。
皆さんがもっともっと保育を楽しんでいけますように!