生涯においてもっともめざましい成長を遂げる0歳期。視力や聴力、運動機能といった基本的な身体機能の発達はもちろん、感情が豊かになる・好奇心が広がるなど、心の発達も著しい時期です。
そんな赤ちゃんの体と心をすこやかに育むためには、発達段階にあった「遊び」を生活のなかに取り入れることが欠かせません。
今回は育ちをサポートするのにピッタリな楽しい遊びのアイデアを、0~12ヶ月まで赤ちゃんの月齢別に紹介します。
0歳児を担当する保育士さんはもちろん、子育て中のパパ・ママもぜひ活用してみてくださいね!
0歳児にとって「遊び」が大切な理由とは?
0歳期の赤ちゃんは日々めざましく成長していきます。
はじめは寝ているだけだった赤ちゃんも、首がすわり、寝返りが打てるようになり、好奇心が広がって……しだいに外の世界に積極的にかかわりあうようになります。
ひと月ごとに大きく成長していく乳児期の赤ちゃんだからこそ、その成長にあわせた遊びを通じて育ちつつある力を引き出し、心身の発達を促してあげることが必要です。
たとえば「しゃべりかける」「なにかを叩いて音を出す」といった、大人にとってはささいなことでも、赤ちゃんの育ちにつながる、楽しい遊びのひとつになるホィ。
【0ヶ月】目合わせやふれあいを楽しもう
生まれて間もない赤ちゃんは、多くの時間を眠って過ごします。視力の発達はまだ不十分ですが、近くのものはぼんやりと見えています。
また、目立った反応が見られなくても身近な大人の声はしっかり聞いており、母親の声を認識することもできるといわれています。
この時期には、次のようなポイントを意識しながら、赤ちゃんとのコミュニケーションを楽しみましょう。
◆見つめあっておはなししましょ
赤ちゃんは、とくに人の顔に興味を持つと言われています。起きていて機嫌のよいときには、顔を近づけて笑顔で話しかけてみましょう。
話しかける内容は「〇〇くん、ごきげんだね」「おひさまが明るくて気持ちいいね」など、なんでもOK! ママやパパ、保育士さんなど身近な大人の笑顔や声は、赤ちゃんに安心感を与えてくれます。
◆おててでギュッ!
赤ちゃんの手のひらを指でツンツンとつついて、ギュッと握らせましょう。うまく握れたら手の甲をやさしくさすって指を引き抜きます。「上手にニギニギできたね~!」などとやさしく話しかけながら繰り返し遊んでみましょう。
赤ちゃんには生まれつき「原始反射」という機能が備わっています。原始反射には触れたものをギュッと握る「把握反射」や、外からの刺激に対して腕を広げて抱っこを求めるようなしぐさをする「モロー反射」などがあります。
これらの原始反射は、未発達な赤ちゃんが生命を維持するのをサポートする役割とともに、繰り返し反射が起こることで、赤ちゃんの自発的な運動を促す役割があるといわれています。
原始反射が見られる今の時期だからこそ、それを活かした遊びで運動機能の発達につなげてあげましょう。
【1ヶ月】会話とスキンシップでコミュニケーションを
起きている時間が少し長くなり、単に泣くだけだった「快・不快」の表現にも、「アー」「クー」といった声(クーイング)が加わりはじめる1ヶ月ごろの赤ちゃん。
単に大人が話しかけるだけだった今までのコミュニケーションが、応答性のあるものになる時期であるとともに、大人との愛着をさらに深めていく大切な時期でもあります。
生後1ヶ月ごろの赤ちゃんとの遊びでは、次のようなポイントを意識するとよいでしょう。
◆赤ちゃんと会話してみよう
赤ちゃんがごきげんなときに「アー」「クー」などと声を出したら、「アーなの」「クーなんだね」などと同じトーンで話しかけてあげましょう。
自分の発した声に対して、大人が反応してくれたということは、赤ちゃんにとってうれしい経験となり、より積極的なコミュニケーションにつながっていきます。
◆親子で楽しくスキンシップ
仰向けに寝かせた赤ちゃんの足をくすぐったり、太ももをさすったり、おなかをやさしくなでたり……体のいろいろな場所を触って遊びましょう。
「〇〇ちゃんのあんよはどこかな~……あった!くすぐっちゃおう!コチョコチョ~」などと、話かけながらスキンシップを図るとよいでしょう。
スキンシップは赤ちゃんの皮膚感覚によい刺激を与えてくれるだけでなく、情緒的な安定ももたらし、大人との愛着の形成に役立ちます。
【2ヶ月】追視で遊ぼう
生後2ヶ月くらいになると、顔を動かして追いかける「追視(ついし)」をするようになったり、手足をバタバタと活発に動かすようになったりと徐々に動きも活発になってきます。
また、感情表現も豊かになり楽しい気持ちを声であらわしたり、ママやパパの顔を見てニッコリしたり……。大人とのコミュニケーションもより豊かなものになってくることでしょう。
このころの赤ちゃんとの遊びでは、次のようなポイントを意識しましょう。
◆どこ行く?おもちゃ
追視が上手にできるようになったら、好奇心を誘うように目の前で音を鳴らし、左右上下に動かしてみましょう。
「どっちかな~?」と声をかけて、赤ちゃんが音のなる方を見たら、「あったね」と声をかけてあげます。
「ガラガラおもちゃが〇〇ちゃんのおなか(おてて・あたま)に~……きた!」と、いうように、ふれあい遊びを取り入れてみてもよいでしょう。
赤ちゃんが見やすいように、鮮やかな色のビニールテープなどを巻いておくといいホィね。
【3ヶ月】好奇心をくすぐろう
生後3ヶ月ころになると、手足の動きはさらに活発になり、笑う、泣くの感情表現もますます豊かになってきます。
この時期の赤ちゃんの特徴的な変化のひとつが、目の前に自分の手を持ってきてじーっと見つめる「ハンドリガード(Hand-regard)」とよばれるしぐさをしはじめることです。
これは自分自身の手の存在に気づき、それが自分の意志で動かせるものと認識するまでの発達の過程であらわれる行動。赤ちゃんが自分の体を思い通りに動かすための第一歩と言えるでしょう。
赤ちゃんの視野が広がり「これはなんだろう」と好奇心を持って見ることができるようになるこの時期には、次のようなポイントを意識しながら遊ぶようにしましょう。
◆手足で音を鳴らしてみよう
音の鳴る方向に顔を向けることができるようになるこの時期には、赤ちゃんの手首や足首に、音の出るおもちゃを巻き付けて遊ぶのも楽しいでしょう。
「あれ、私が動くと楽しい音が出るぞ」「これはいったいなんだろう……」そんな好奇心をかきたててくれる遊びです。
一人遊びでも楽しめますが、ラトルを付けた両足を保護者や保育士が持ち上げて、軽く打ち合わせ、音を出してあげるのもよいでしょう。
◆のびのび体操
体を動かす力を育む体操もオススメです! 仰向けに寝かせた赤ちゃんの両足を持って「のびのび~」などと声をかけながら足を伸ばしたり縮めたり。足が終わったら今度は腕でもチャレンジしてみましょう。
体の動かし方に慣れると、赤ちゃん自身で手足を曲げ伸ばすことも次第にできるようになってきます。
【4ヶ月】いろいろな姿勢で周囲を見てみよう
4ヶ月ごろになると首がすわり、赤ちゃんの視野がぐんと広がります。まだ寝返りはできないものの、うつぶせの状態で顔をあげて、周囲を見ることもできるようになるでしょう。
また、握力が強くなってきて、おもちゃを握ったりする動きもみられるようになってきます。なかにはおもちゃに手を伸ばすようになる子もいるでしょう。
4ヶ月の赤ちゃんとの遊びでは、次のようなことを意識しましょう。
◆おふねに乗ってどんぶらこ
赤ちゃんをうつぶせにしておなかの上に乗せ、しっかりと体を支えます。その状態で「〇〇ちゃん、おふねに乗りました。大きな波がやってきて……どんぶらこ~どんぶらこ~!」と左右にゆらゆらとゆすります。
バランスを取ろうとする際に、自然と体の中心に力が入るため、寝返りやおすわりに必要な筋肉も鍛えることができる遊びです。
◆ぎったんばっこんシーソー遊び
ママやパパ、保育士さんは足を前に伸ばした状態で座り、太ももの上に赤ちゃんを向かい合わせに座らせます。赤ちゃんのわきのあたりを支えながら、ゆっくりうしろに倒したり、起こしたりしましょう。
目と目をあわせながら楽しめるシーソー遊びは、親子のコミュニケーションにもピッタリ! 楽しみながら体幹を鍛えることができます。
【5ヶ月】「できた!」をいっしょに楽しもう
5ヶ月になると赤ちゃんの動きはさらに活発になり、体をねじって一生懸命寝返りをしようとします。
また、大脳の発達により視覚と行動を結びつけられるようになり、興味のあるものに手を伸ばしてつかむこともできるようになるでしょう。
日々できることが増えていく5ヶ月の赤ちゃんとの遊びでは、次のようなポイントを意識するようにしましょう。
◆ころりん寝返りトレーニング
体をねじるような動きが出てきたら、うまく寝返りがうてるようにサポートしてあげる遊びを取り入れてみましょう。
あおむけの赤ちゃんの体をゆっくりゆらゆら左右に揺らします。「ころりんころりん、ころころりん」とリズムよく揺らしながら、片方の足をそっと引きあげ、お尻を支えてあげましょう。勢いにのって寝返りができることもあります。
寝返りができたら、「できたね!」「頑張ったね!」とほめてあげましょう。
◆取って取って!
うつぶせの赤ちゃんの手の届く距離に、お気に入りのおもちゃをいくつか並べます。「〇〇くんの大好きなおもちゃはここだよ~」と興味を持たせ、赤ちゃんが手を伸ばしたら近づけて取らせてあげましょう。
おもちゃを取ろうとする「行動」が、実際におもちゃを取れた、ママに気持ちが伝わったという成功体験につながり、赤ちゃんに満足感を与えることができます。
【6ヶ月】大人とのやりとりを楽しんで
生後半年ごろになると赤ちゃんの心身もずいぶん発達し、自らなにかをしようとする能動的な動きが多く見られるようになってきます。
運動機能の面では、片手に持ったものをもう片方の手に持ちかえられるようになるほか、少しの時間ならば足を投げ出して「投げ座り」をすることができる子もでてくるでしょう。
この時期の子ども達との遊びでは、次のようなポイントを意識しましょう。
◆お顔でおもちゃで……いないいないばあ!
6ヶ月ごろには、隠れて見えなくなったものが、消えたのではなくどこかにあり、また出てくるという、ものごとの「永続性」が理解できるようになってきます。
顔を両手やハンカチ等で隠して出す、定番の「いないいないばあ」に喜んで反応するようになるでしょう。
ママやパパ、保育士さんの顔で遊ぶだけでなく、お気に入りのおもちゃをタオル等で隠して「ばあ!」と出してみたり、赤ちゃんの手を取っていないいないばあをさせてみたりと、アレンジを加えて遊んでみるとよいでしょう。
◆ボールコロコロ
ボールを赤ちゃんのほうに向かって「いくよー」と転がしてみましょう。手の届くところまでボールが転がってくれば、赤ちゃんはそれを取ることができるでしょう。
大人の様子をよく観察して、模倣をはじめる時期でもあるので、慣れてくれば取ったボールを赤ちゃん自身が転がしてくれるかもしれません。
【7ヶ月】遊びながら体の発育を促そう!
6ヶ月のころにはまだ安定しなかったお座りも、7ヶ月になるとしっかりとできるようになってきます。
座ったまま両手を自由に動かすことができるようになるので、手先もだんだんと器用になってくるでしょう。まだ自分で移動はできないものの、腹ばいになって手足を動かし、その場でくるくると回る姿も見られるようになります。
本格的なお座り期に突入した7ヶ月の赤ちゃんとは、次のようなポイントをふまえたうえで楽しく遊びましょう。
◆飛行機ぶんぶん
大人が仰向けに寝転がり、すねの上に子どもの体を乗せます。子どものわきの下をしっかりつかんで体を支え、前後・左右に揺らして遊びます。
「むすんでひらいて」のメロディにあわせて「飛行機ぶんぶん 飛行機ぶんぶん 飛行機ぶんぶん 飛んでます~」と歌いながら遊ぶのもおススメ! 「右に旋回しまーす!」「急降下しまーす!」などと動きに変化を付けてあげるとより楽しく遊べます。
◆ちょんちょんパシャパシャ
水を張ったタライなどを用意し、お座りの状態で水面をつついたり叩いたりして遊びましょう。
水の独特な感触や、パシャパシャという音を楽しめる遊びです。
【8ヶ月】行動を変化につなげて遊ぼう
8ヶ月ごろの大きな変化といえば、なんといっても「ずりばい」をはじめることでしょう。個人差はありますが、このころには興味のあるものに向かって、自分から移動できるようになります。
行動範囲が広がることで好奇心もさらに旺盛になり、おもちゃや大人が使う道具など、さまざまなものに興味を持つようになるでしょう。
そんな活発な8ヶ月の子ども達との遊びには、次のようなポイントがあります。
◆積み木くずし
あらかじめ積み上げておいた積み木やブロックを崩してみましょう。はじめのうちは赤ちゃんの手を取って一緒に、慣れてきたら自分でやらせてみるとよいでしょう。
あまり高く積んでしまうと、落下した積み木でケガをする可能性もあります。積み上げるのは崩れても危険のない高さまでとし、積み木に重量がある場合にはやわらかいブロックや空き箱などで代用するようにしましょう。
◆じぶんのお顔とご対面!
うつぶせにした赤ちゃんの目の前に、手鏡を差し出してみましょう。はじめは自分と気づかない赤ちゃんも「〇〇ちゃんがいたね!」と話しかけるうちに、自分自身だと理解できるようになります。
鏡に慣れてきたら、赤ちゃんから少し離れた場所に手鏡を持ってしゃがみ、「おいで~」とずりばいを促すのもよいでしょう。
【9ヶ月】いたずらだって立派な遊び
個人差はあるものの、9ヶ月くらいになるとハイハイをする子が多くなってきます。身近な大人の後追いをする子も出てくるでしょう。
手指がさらに発達してきて、食事の際の手づかみ食べが増えるほか、両手に持ったおもちゃを打ち合わせて遊ぶなど、より繊細な動きができるようになってきます。
そんな目が離せない9ヶ月の赤ちゃんとの遊びでは、次のようなことを意識しましょう。
◆ひっぱれひっぱれ!
空のティッシュペーパーの箱のなかに、両端を結んでつなぎ合わせたハンカチやスカーフを入れます。端を少し出しておき、赤ちゃんに引っ張り出してもらいましょう。
◆ハイハイ鬼ごっこ
上手にハイハイができるようになったら、「まてまて~」と追いかけてみましょう。大人の表情をときどき振り返りながら、楽しそうにハイハイする姿が見られるはずです!
【10ヶ月】楽しくたっちの練習を!
10ヶ月頃にはハイハイもだいぶ上手になり、なかにはつかまり立ちや伝い歩きをする子も出てきます。しかし、立ち上がるという動作を会得するタイミングには大きな個人差があります。
まだ立ち上がろうとするようなしぐさが見られなくても、焦らず見守るようにしましょう。
また、この時期には「おいで」「ちょうだい」など、大人が話す簡単な言葉を理解できるようになり、「まんま」や「わんわん」などの「喃語(なんご)」も少しずつ出るようになってきます。
そんな10ヶ月の子ども達との遊びでは、次のようなことを意識しましょう。
◆ペンギンごっこ
赤ちゃんの両足を大人の両足の甲の上に乗せ、赤ちゃんの両手を持ってゆっくり歩いてみましょう。「トコトコ、トコトコ、ペンギンさん」「まっすぐ歩いて~」「左に曲がって~」と変化を持たせながら歩きます。
楽しく遊びながら、足の筋力を鍛えることができる遊びです。
【11ヶ月】歩くのって楽しい!
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11ヶ月になるとつかまり立ちや伝い歩きをする子も増え、少しの時間だったら手を放してそのまま立っていられる子も出てきます。
ハイハイではかなり速いスピードでできるようになり、あちこち動き回るようになっているでしょう。
手先も器用になり、容器のふたの開け閉めができるようになります。また、言語の理解能力も高くなり「どうぞ」「ちょうだい」などの言葉を理解して、物の受け渡しをすることもできるようになる時期です。
そんな活発な11ヶ月の子ども達とは次のようなことを意識しながら遊ぶとよいでしょう。
◆段ボールの押し車で遊ぼう
つかまり立ちができるようになったら、段ボールで手押し車を作ってみましょう。
キャスター付きの押し車の場合には、スピードに赤ちゃんが追い付けずに転倒してしまうことがありますが、段ボールならば地面との間に適度な摩擦が生まれ、ゆっくりと押して歩くことができます。
◆お気に入りのおもちゃと鬼ごっこ
伝い歩きが上手になってきたら、子どもが手をつけられる高さのテーブルの周りで鬼ごっこをしてみましょう。お気に入りのぬいぐるみを使って「〇〇ちゃんまてまて~」と追いかければ、子ども達も楽しく伝い歩きのトレーニングができます。
【12ヶ月】やってみたい!を叶えてあげよう
生後1歳を迎えるころには、1・2歩ならば一人で歩くことができる子も出てきます。
手先もずいぶんと器用になり、ものをつまんだりシールなどを剥がしたりと、さまざまな動きができるようになるでしょう。
好奇心旺盛で、大人が使うリモコンやスマートフォンなどを触って遊ぶこともあるため、いたずらに頭を悩ませる時期でもあります。
そんな1歳児との遊びでは、次のようなポイントを意識しておきましょう。
◆紙をビリビリ
子ども達にとって、紙が破れる感触はとても興味深くおもしろいもの。絵本や大切な書類を破かれてしまった経験のあるママやパパ、保育士さんもいるのではないでしょうか。
そんな子ども達には、破いてもいい新聞紙やチラシなどを与えて、自由にビリビリと破かせてあげましょう。
破るスピードや紙質によって手ごたえや音が異なり、子ども達はその変化を楽しみながら遊ぶことができます。
◆シールはがし
シール遊びは、指先の器用さを養ってくれる遊びのひとつ。剥がしやすい大き目のシールを用意し、あらかじめ広げておいた模造紙などに自由に貼ってもらいましょう。
手先の器用さだけでなく、集中力を養うことにもつながります。
うまくシールが剥がせない場合には、小さく切った紙などで「取っ手」を作っておくと上手にはがせるでしょう。
編集者より
0歳の赤ちゃんの成長は、ほんとうにあっという間。昨日はできなかったことが今日はすんなりできてしまう……ということもしばしばです。
生まれたばかりの赤ちゃんにとって、世界はまさに「未知」そのもの。しかし身近な大人との遊びを通じて、子ども達はそんな未知の世界をひとつひとつ知っていくのです。
遊びは、単に子ども達を楽しませ、喜ばせるための手段ではなく、生まれて間もない子ども達の世界を豊かに、色鮮やかにしてくれる大切なものだと言えるでしょう。
さまざまな体験のなかで多くの発見をしながら、心も体も健やかに成長してくれるよう、私たち大人が「遊び」を通じてフォローしてあげたいものですね。
参考文献・サイト
- 川原佐公著(2015)『発達がわかれば保育ができる!』ひかりのくに株式会社
- Benesse『赤ちゃんの心と体を育てる月齢別遊びガイド』(2019/5/8)
- LITALICO発達ナビ『ハンドリガードは発達のサイン?赤ちゃんが手を見つめる意味、しない場合の工夫、ミトンの着衣について』(2019/5/8)
- 公益財団法人 母子衛生研究会 赤ちゃん & 子育てインフォ『赤ちゃん・子どもの発育と、発達に合わせて楽しむ親子あそび』(2019/5/8)