保育ノウハウ

【月齢別】0歳児にピッタリの遊びのアイデア集~ココロとカラダの成長を促すために~

0歳児の遊びのアイデア集

生涯においてもっともめざましい成長を遂げる0歳期。視力や聴力、運動機能といった基本的な身体機能の発達はもちろん、感情が豊かになる・好奇心が広がるなど、心の発達も著しい時期です。

そんな赤ちゃんの体と心をすこやかに育むためには、発達段階にあった「遊び」を生活のなかに取り入れることが欠かせません。

今回は育ちをサポートするのにピッタリな楽しい遊びのアイデアを、0~12ヶ月まで赤ちゃんの月齢別に紹介します。

0歳児を担当する保育士さんはもちろん、子育て中のパパ・ママもぜひ活用してみてくださいね!

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0歳児にとって「遊び」が大切な理由とは?

赤ちゃん
0歳期の赤ちゃんは日々めざましく成長していきます。

はじめは寝ているだけだった赤ちゃんも、首がすわり、寝返りが打てるようになり、好奇心が広がって……しだいに外の世界に積極的にかかわりあうようになります。

ひと月ごとに大きく成長していく乳児期の赤ちゃんだからこそ、その成長にあわせた遊びを通じて育ちつつある力を引き出し、心身の発達を促してあげることが必要です。

0歳の子ども達にとって遊びは生活の一部だホィ。

たとえば「しゃべりかける」「なにかを叩いて音を出す」といった、大人にとってはささいなことでも、赤ちゃんの育ちにつながる、楽しい遊びのひとつになるホィ。

「遊び」というと、なにか特別なことをしてあげなくてはいけないと思ってしまいがちだけど、かならずしも特別な遊具を使ったり、事前に入念な準備をする必要はないんだよ!

【0ヶ月】目合わせやふれあいを楽しもう

赤ちゃん

生まれて間もない赤ちゃんは、多くの時間を眠って過ごします。視力の発達はまだ不十分ですが、近くのものはぼんやりと見えています。

また、目立った反応が見られなくても身近な大人の声はしっかり聞いており、母親の声を認識することもできるといわれています。

この時期には、次のようなポイントを意識しながら、赤ちゃんとのコミュニケーションを楽しみましょう。

  • やさしい声掛けや目合わせなど情緒的なかかわりを心がけましょう
  • 赤ちゃんとのふれあいを通じて愛着関係を深めましょう
  • 原始反射を活かした遊びでさまざまな運動機能の発達を促しましょう
  • ◆見つめあっておはなししましょ

    赤ちゃんは、とくに人の顔に興味を持つと言われています。起きていて機嫌のよいときには、顔を近づけて笑顔で話しかけてみましょう。

    話しかける内容は「〇〇くん、ごきげんだね」「おひさまが明るくて気持ちいいね」など、なんでもOK! ママやパパ、保育士さんなど身近な大人の笑顔や声は、赤ちゃんに安心感を与えてくれます。

    「まだ言葉がわからないから……」と思わずに、ささいなことでも話しかけてあげるようにすると、親子のコミュニケーションの機会もぐんと増えるホィ!
    オムツ替えや着替えなど、生活のなかで自然とできる遊びだから、積極的に取り入れてみてね!

    ◆おててでギュッ!

    赤ちゃんの手のひらを指でツンツンとつついて、ギュッと握らせましょう。うまく握れたら手の甲をやさしくさすって指を引き抜きます。「上手にニギニギできたね~!」などとやさしく話しかけながら繰り返し遊んでみましょう。

    赤ちゃんはなぜ指をぎゅっと握るの?

    赤ちゃんには生まれつき「原始反射」という機能が備わっています。原始反射には触れたものをギュッと握る「把握反射」や、外からの刺激に対して腕を広げて抱っこを求めるようなしぐさをする「モロー反射」などがあります。

    これらの原始反射は、未発達な赤ちゃんが生命を維持するのをサポートする役割とともに、繰り返し反射が起こることで、赤ちゃんの自発的な運動を促す役割があるといわれています。

    原始反射が見られる今の時期だからこそ、それを活かした遊びで運動機能の発達につなげてあげましょう。

    原始反射は大脳が発達してくる2ヶ月ごろには消失してしまうよ。0ヶ月の今だからこそできる遊びを楽しもうね

    【1ヶ月】会話とスキンシップでコミュニケーションを

    保育士と赤ちゃん
    起きている時間が少し長くなり、単に泣くだけだった「快・不快」の表現にも、「アー」「クー」といった声(クーイング)が加わりはじめる1ヶ月ごろの赤ちゃん。

    単に大人が話しかけるだけだった今までのコミュニケーションが、応答性のあるものになる時期であるとともに、大人との愛着をさらに深めていく大切な時期でもあります。

    生後1ヶ月ごろの赤ちゃんとの遊びでは、次のようなポイントを意識するとよいでしょう。

  • クーイングにはやさしく相づちを打つなど応答性のあるやりとりを楽しみましょう
  • スキンシップを積極的に取り、情緒の安定を図りましょう
  • 赤ちゃんの気持ちを代弁して、気持ちを受け止めてあげましょう
  • ◆赤ちゃんと会話してみよう

    赤ちゃんがごきげんなときに「アー」「クー」などと声を出したら、「アーなの」「クーなんだね」などと同じトーンで話しかけてあげましょう。

    自分の発した声に対して、大人が反応してくれたということは、赤ちゃんにとってうれしい経験となり、より積極的なコミュニケーションにつながっていきます。

    単に「アー」「クー」と大人がまねをしてあげるだけでも立派なコミュニケーションになるホィ。「なにを話しかけたらいいかわからない……」というときには試してみるホィ!

    ◆親子で楽しくスキンシップ

    仰向けに寝かせた赤ちゃんの足をくすぐったり、太ももをさすったり、おなかをやさしくなでたり……体のいろいろな場所を触って遊びましょう。

    「〇〇ちゃんのあんよはどこかな~……あった!くすぐっちゃおう!コチョコチョ~」などと、話かけながらスキンシップを図るとよいでしょう。

    スキンシップは赤ちゃんの皮膚感覚によい刺激を与えてくれるだけでなく、情緒的な安定ももたらし、大人との愛着の形成に役立ちます。

    【2ヶ月】追視で遊ぼう

    赤ちゃんと幼児

    生後2ヶ月くらいになると、顔を動かして追いかける「追視(ついし)」をするようになったり、手足をバタバタと活発に動かすようになったりと徐々に動きも活発になってきます。

    また、感情表現も豊かになり楽しい気持ちを声であらわしたり、ママやパパの顔を見てニッコリしたり……。大人とのコミュニケーションもより豊かなものになってくることでしょう。

    このころの赤ちゃんとの遊びでは、次のようなポイントを意識しましょう。

  • 赤ちゃんを喜ばせることを意識し、積極的に言葉かけをしましょう
  • 発達してきた筋肉に刺激を与えてあげるような、動きのある遊びを取り入れましょう
  • まだ首がすわっていないため、赤ちゃんの体を起こして遊ぶときにはしっかりと首を支えてあげましょう
  • ◆どこ行く?おもちゃ

    おもちゃの追視遊び
    追視が上手にできるようになったら、好奇心を誘うように目の前で音を鳴らし、左右上下に動かしてみましょう。

    「どっちかな~?」と声をかけて、赤ちゃんが音のなる方を見たら、「あったね」と声をかけてあげます。

    「ガラガラおもちゃが〇〇ちゃんのおなか(おてて・あたま)に~……きた!」と、いうように、ふれあい遊びを取り入れてみてもよいでしょう。

    追視で顔を動かすことは、首すわりにもつながるよ!赤ちゃんの視野を広げてることにも役立つから、たくさん遊んであげるといいね!
    音の出るおもちゃがない場合には、乳酸菌飲料のボトルのなかにビーズなどを入れて2つつなげれば、カンタンに手作りできるホィ!

    赤ちゃんが見やすいように、鮮やかな色のビニールテープなどを巻いておくといいホィね。

    【3ヶ月】好奇心をくすぐろう

    くまのイラスト
    生後3ヶ月ころになると、手足の動きはさらに活発になり、笑う、泣くの感情表現もますます豊かになってきます。

    この時期の赤ちゃんの特徴的な変化のひとつが、目の前に自分の手を持ってきてじーっと見つめる「ハンドリガード(Hand-regard)」とよばれるしぐさをしはじめることです。

    これは自分自身の手の存在に気づき、それが自分の意志で動かせるものと認識するまでの発達の過程であらわれる行動。赤ちゃんが自分の体を思い通りに動かすための第一歩と言えるでしょう。

    赤ちゃんの視野が広がり「これはなんだろう」と好奇心を持って見ることができるようになるこの時期には、次のようなポイントを意識しながら遊ぶようにしましょう。

  • 赤ちゃんの好奇心をかきたてるような遊びを取り入れましょう
  • 視覚や聴覚、触覚など五感を刺激する遊びを取り入れてみましょう
  • 体を動かすことを遊びを通じてサポートしてあげましょう
  • ◆手足で音を鳴らしてみよう

    手足にラトルを付けて遊ぶ赤ちゃん
    音の鳴る方向に顔を向けることができるようになるこの時期には、赤ちゃんの手首や足首に、音の出るおもちゃを巻き付けて遊ぶのも楽しいでしょう。

    「あれ、私が動くと楽しい音が出るぞ」「これはいったいなんだろう……」そんな好奇心をかきたててくれる遊びです。

    一人遊びでも楽しめますが、ラトルを付けた両足を保護者や保育士が持ち上げて、軽く打ち合わせ、音を出してあげるのもよいでしょう。

    足首にラトルをつけてあげれば、「自分の足の存在に気づく」という成長にもつながるホィ!

    ◆のびのび体操

    体を動かす力を育む体操もオススメです! 仰向けに寝かせた赤ちゃんの両足を持って「のびのび~」などと声をかけながら足を伸ばしたり縮めたり。足が終わったら今度は腕でもチャレンジしてみましょう。

    体の動かし方に慣れると、赤ちゃん自身で手足を曲げ伸ばすことも次第にできるようになってきます。

    赤ちゃん自身の「動かしたい」という気持ちを邪魔しないためにも、やさしくそっと動かしてあげようね!

    【4ヶ月】いろいろな姿勢で周囲を見てみよう

    チューリップのイラスト
    4ヶ月ごろになると首がすわり、赤ちゃんの視野がぐんと広がります。まだ寝返りはできないものの、うつぶせの状態で顔をあげて、周囲を見ることもできるようになるでしょう。

    また、握力が強くなってきて、おもちゃを握ったりする動きもみられるようになってきます。なかにはおもちゃに手を伸ばすようになる子もいるでしょう。

    4ヶ月の赤ちゃんとの遊びでは、次のようなことを意識しましょう。

  • うつぶせや縦だっこなどで赤ちゃんの視野をより広げて好奇心を刺激しましょう
  • 体を積極的に動かして、寝返りなど次の発達につなげられるように心がけましょう
  • 首すわりのタイミングには個人差があるため、完全にすわるまでは無理な動きをさせないように注意しましょう
  • ◆おふねに乗ってどんぶらこ

    おふね遊び
    赤ちゃんをうつぶせにしておなかの上に乗せ、しっかりと体を支えます。その状態で「〇〇ちゃん、おふねに乗りました。大きな波がやってきて……どんぶらこ~どんぶらこ~!」と左右にゆらゆらとゆすります。

    バランスを取ろうとする際に、自然と体の中心に力が入るため、寝返りやおすわりに必要な筋肉も鍛えることができる遊びです。

    ◆ぎったんばっこんシーソー遊び

    ママやパパ、保育士さんは足を前に伸ばした状態で座り、太ももの上に赤ちゃんを向かい合わせに座らせます。赤ちゃんのわきのあたりを支えながら、ゆっくりうしろに倒したり、起こしたりしましょう。

    目と目をあわせながら楽しめるシーソー遊びは、親子のコミュニケーションにもピッタリ! 楽しみながら体幹を鍛えることができます。

    腕を引っ張ると、赤ちゃんの腕が抜けてしまう危険があるから、わきの下を支えてあげるといいホィ!

    【5ヶ月】「できた!」をいっしょに楽しもう

    5ヶ月になると赤ちゃんの動きはさらに活発になり、体をねじって一生懸命寝返りをしようとします。

    また、大脳の発達により視覚と行動を結びつけられるようになり、興味のあるものに手を伸ばしてつかむこともできるようになるでしょう。

    日々できることが増えていく5ヶ月の赤ちゃんとの遊びでは、次のようなポイントを意識するようにしましょう。

  • 赤ちゃんの手の届くところに飲み込んでしまう危険性のあるものや、口に入れては困るものを置かないよう環境を整えましょう
  • 赤ちゃんが握りやすい形状で、なめても安心な素材のおもちゃを用意しましょう
  • 「できた」という気持ちを大切にし、赤ちゃんの心を満たしてあげるかかわりを心がけましょう
  • ◆ころりん寝返りトレーニング

    体をねじるような動きが出てきたら、うまく寝返りがうてるようにサポートしてあげる遊びを取り入れてみましょう。

    あおむけの赤ちゃんの体をゆっくりゆらゆら左右に揺らします。「ころりんころりん、ころころりん」とリズムよく揺らしながら、片方の足をそっと引きあげ、お尻を支えてあげましょう。勢いにのって寝返りができることもあります。

    寝返りができたら、「できたね!」「頑張ったね!」とほめてあげましょう。

    寝返りがなかなかできないと、焦ってしまうママやパパもいるかもしれないけれど、発達には大きな個人差があるよ。無理に「やらせよう」とするのではなく、ふれあい遊びを楽しむ気持ちを忘れずにね!

    ◆取って取って!

    うつぶせの赤ちゃんの手の届く距離に、お気に入りのおもちゃをいくつか並べます。「〇〇くんの大好きなおもちゃはここだよ~」と興味を持たせ、赤ちゃんが手を伸ばしたら近づけて取らせてあげましょう。

    おもちゃを取ろうとする「行動」が、実際におもちゃを取れた、ママに気持ちが伝わったという成功体験につながり、赤ちゃんに満足感を与えることができます。

    【6ヶ月】大人とのやりとりを楽しんで

    ハートのイラスト
    生後半年ごろになると赤ちゃんの心身もずいぶん発達し、自らなにかをしようとする能動的な動きが多く見られるようになってきます。

    運動機能の面では、片手に持ったものをもう片方の手に持ちかえられるようになるほか、少しの時間ならば足を投げ出して「投げ座り」をすることができる子もでてくるでしょう。

    この時期の子ども達との遊びでは、次のようなポイントを意識しましょう。

  • 大人とコミュニケーションを取りながら言葉やものをやりとりする「やりとり遊び」を積極的に取り入れましょう
  • ものごとの永続性の理解を進めるような遊び(例:いないいないばあ)を取り入れてみましょう
  • 小さなものに興味を示し、口に持っていくことを覚える時期なので、遊ぶ際には周囲に口に入れて危ないものがないかなど環境のチェックをしましょう
  • ◆お顔でおもちゃで……いないいないばあ!

    いないいないばぁ
    6ヶ月ごろには、隠れて見えなくなったものが、消えたのではなくどこかにあり、また出てくるという、ものごとの「永続性」が理解できるようになってきます。

    顔を両手やハンカチ等で隠して出す、定番の「いないいないばあ」に喜んで反応するようになるでしょう。

    ママやパパ、保育士さんの顔で遊ぶだけでなく、お気に入りのおもちゃをタオル等で隠して「ばあ!」と出してみたり、赤ちゃんの手を取っていないいないばあをさせてみたりと、アレンジを加えて遊んでみるとよいでしょう。

    ◆ボールコロコロ

    ボールを赤ちゃんのほうに向かって「いくよー」と転がしてみましょう。手の届くところまでボールが転がってくれば、赤ちゃんはそれを取ることができるでしょう。

    大人の様子をよく観察して、模倣をはじめる時期でもあるので、慣れてくれば取ったボールを赤ちゃん自身が転がしてくれるかもしれません。

    やりとり遊びで身近な大人とのコミュニケーションを楽しむことは、愛着の形成にもとっても大切なことだホィ

    【7ヶ月】遊びながら体の発育を促そう!

    保育士と赤ちゃん
    6ヶ月のころにはまだ安定しなかったお座りも、7ヶ月になるとしっかりとできるようになってきます。

    座ったまま両手を自由に動かすことができるようになるので、手先もだんだんと器用になってくるでしょう。まだ自分で移動はできないものの、腹ばいになって手足を動かし、その場でくるくると回る姿も見られるようになります。

    本格的なお座り期に突入した7ヶ月の赤ちゃんとは、次のようなポイントをふまえたうえで楽しく遊びましょう。

  • ずりばいやハイハイにつなげるために、バランス感覚を養ったり体を鍛えたりすることのできる遊びをたくさん取り入れましょう
  • 好奇心がますます強くなるので、「やってみたい」という子どもの気持ちを大切にしましょう
  • まだお座りが安定していない場合には、背中をクッションで支えるなどケガを予防するための工夫をしながら遊びましょう
  • ◆飛行機ぶんぶん

    飛行機ぶんぶん
    大人が仰向けに寝転がり、すねの上に子どもの体を乗せます。子どものわきの下をしっかりつかんで体を支え、前後・左右に揺らして遊びます。

    「むすんでひらいて」のメロディにあわせて「飛行機ぶんぶん 飛行機ぶんぶん 飛行機ぶんぶん 飛んでます~」と歌いながら遊ぶのもおススメ! 「右に旋回しまーす!」「急降下しまーす!」などと動きに変化を付けてあげるとより楽しく遊べます。

    体幹を鍛えて、バランス感覚を養ってくれる遊びだよ!いつもとは違う視点に、きっと子ども達も喜んでくれるはず!

    ◆ちょんちょんパシャパシャ

    水を張ったタライなどを用意し、お座りの状態で水面をつついたり叩いたりして遊びましょう。

    水の独特な感触や、パシャパシャという音を楽しめる遊びです。

    浅く水を張ったなかにゴムボールを沈めたり、水面におもちゃを浮かせたりしても楽しいホィ。水を触ることによる「変化」をたくさん味わえるホィ!

    【8ヶ月】行動を変化につなげて遊ぼう

    女の子のイラスト
    8ヶ月ごろの大きな変化といえば、なんといっても「ずりばい」をはじめることでしょう。個人差はありますが、このころには興味のあるものに向かって、自分から移動できるようになります。

    行動範囲が広がることで好奇心もさらに旺盛になり、おもちゃや大人が使う道具など、さまざまなものに興味を持つようになるでしょう。

    そんな活発な8ヶ月の子ども達との遊びには、次のようなポイントがあります。

  • 探索行動を促し、自然と体を鍛えることができるよう促しましょう
  • ある程度一人遊びができるようになりますが、「どんな音が出るかな?」「これはなにかな?」などと声掛けを行い、コミュニケーションを楽しみながら遊びましょう
  • ずりばいしているときに、頭を床につけるなど疲れた様子が見られたら、遊びを中断してあおむけに戻してあげましょう
  • ◆積み木くずし

    あらかじめ積み上げておいた積み木やブロックを崩してみましょう。はじめのうちは赤ちゃんの手を取って一緒に、慣れてきたら自分でやらせてみるとよいでしょう。

    あまり高く積んでしまうと、落下した積み木でケガをする可能性もあります。積み上げるのは崩れても危険のない高さまでとし、積み木に重量がある場合にはやわらかいブロックや空き箱などで代用するようにしましょう。

    ◆じぶんのお顔とご対面!

    うつぶせにした赤ちゃんの目の前に、手鏡を差し出してみましょう。はじめは自分と気づかない赤ちゃんも「〇〇ちゃんがいたね!」と話しかけるうちに、自分自身だと理解できるようになります。

    鏡に慣れてきたら、赤ちゃんから少し離れた場所に手鏡を持ってしゃがみ、「おいで~」とずりばいを促すのもよいでしょう。

    【9ヶ月】いたずらだって立派な遊び

    草花のイラスト
    個人差はあるものの、9ヶ月くらいになるとハイハイをする子が多くなってきます。身近な大人の後追いをする子も出てくるでしょう。

    手指がさらに発達してきて、食事の際の手づかみ食べが増えるほか、両手に持ったおもちゃを打ち合わせて遊ぶなど、より繊細な動きができるようになってきます。

    そんな目が離せない9ヶ月の赤ちゃんとの遊びでは、次のようなことを意識しましょう。

  • 子どもが自由に探索行動を楽しめるように、お部屋の環境づくりに注意しましょう
  • ほしいものを手で示すなど意思表示もしっかりしてくるため、しっかり子どもの目を見て、コミュニケーションを取りながら遊びましょう
  • 手先を使った遊びやハイハイの動きを楽しむ遊びなどを取り入れ、楽しみながら運動機能を高められるようにしましょう
  • ◆ひっぱれひっぱれ!

    ティッシュ箱のおもちゃ
    空のティッシュペーパーの箱のなかに、両端を結んでつなぎ合わせたハンカチやスカーフを入れます。端を少し出しておき、赤ちゃんに引っ張り出してもらいましょう。

    この時期の赤ちゃんは好奇心いっぱい!イタズラも遊びにつなげて楽しもう!

    ◆ハイハイ鬼ごっこ

    上手にハイハイができるようになったら、「まてまて~」と追いかけてみましょう。大人の表情をときどき振り返りながら、楽しそうにハイハイする姿が見られるはずです!

    ハイハイは、腕の力を鍛えるためにとても重要な過程なんだホィ。歩き始める前に、積極的に取り入れてみるといいホィね!

    【10ヶ月】楽しくたっちの練習を!

    園児たちのイラスト

    10ヶ月頃にはハイハイもだいぶ上手になり、なかにはつかまり立ちや伝い歩きをする子も出てきます。しかし、立ち上がるという動作を会得するタイミングには大きな個人差があります。

    まだ立ち上がろうとするようなしぐさが見られなくても、焦らず見守るようにしましょう。

    また、この時期には「おいで」「ちょうだい」など、大人が話す簡単な言葉を理解できるようになり、「まんま」や「わんわん」などの「喃語(なんご)」も少しずつ出るようになってきます。

    そんな10ヶ月の子ども達との遊びでは、次のようなことを意識しましょう。

  • 発達の個人差にあわせて遊びの内容や難易度を調整しましょう
  • 次の発達のステップにつながるような、体の発達を促す動作を積極的に取り入れながら遊びましょう
  • 喃語が出はじめたら、その言葉に意味付けをする言葉かけを心がけ、言葉と意味を結びつけられるよう支援しましょう
  • ◆ペンギンごっこ

    赤ちゃんの両足を大人の両足の甲の上に乗せ、赤ちゃんの両手を持ってゆっくり歩いてみましょう。「トコトコ、トコトコ、ペンギンさん」「まっすぐ歩いて~」「左に曲がって~」と変化を持たせながら歩きます。

    楽しく遊びながら、足の筋力を鍛えることができる遊びです。

    慣れないうちは向かい合わせで、慣れてきたら赤ちゃんを前向きにして遊ぶのがオススメだよ!
    体が安定していれば歩くテンポを早くしたり遅くしたりと調整してみるのもいいホィね!

    【11ヶ月】歩くのって楽しい!

    アヒルのイラスト]
    11ヶ月になるとつかまり立ち伝い歩きをする子も増え、少しの時間だったら手を放してそのまま立っていられる子も出てきます。

    ハイハイではかなり速いスピードでできるようになり、あちこち動き回るようになっているでしょう。

    手先も器用になり、容器のふたの開け閉めができるようになります。また、言語の理解能力も高くなり「どうぞ」「ちょうだい」などの言葉を理解して、物の受け渡しをすることもできるようになる時期です。

    そんな活発な11ヶ月の子ども達とは次のようなことを意識しながら遊ぶとよいでしょう。

  • 気になるものや欲しいものなどを指さすなどしたら、それを言語化して、言葉のコミュニケーションも楽しみましょう
  • 伝い歩きやひとり立ちなどは、まだ安定せずに転倒してしまうこともあるため、目を離さずに注意して遊びましょう
  • 今まで手の届かなかった場所にあるものに手を伸ばすこともあるため、テーブルクロスやローテーブルの上の小物など、危険なものは片付けるようにしましょう
  • 手先の発達を促したり、足の筋力アップにつながるような遊びを積極的に取り入れましょう
  • ◆段ボールの押し車で遊ぼう

    段ボールの手押し車
    つかまり立ちができるようになったら、段ボールで手押し車を作ってみましょう。

    キャスター付きの押し車の場合には、スピードに赤ちゃんが追い付けずに転倒してしまうことがありますが、段ボールならば地面との間に適度な摩擦が生まれ、ゆっくりと押して歩くことができます。

    お気に入りのおもちゃを入れられるようにするなど、工夫して作ってみてもいいね!

    ◆お気に入りのおもちゃと鬼ごっこ

    伝い歩きが上手になってきたら、子どもが手をつけられる高さのテーブルの周りで鬼ごっこをしてみましょう。お気に入りのぬいぐるみを使って「〇〇ちゃんまてまて~」と追いかければ、子ども達も楽しく伝い歩きのトレーニングができます。

    夢中で遊んでいると転んでテーブルに顔を打ってしまうなどケガの危険性もあるホィ。テーブルの角にはコーナーガードを付けるなど、安全面にも配慮して遊ぶホィ!

    【12ヶ月】やってみたい!を叶えてあげよう

    親子のイラスト

    生後1歳を迎えるころには、1・2歩ならば一人で歩くことができる子も出てきます。

    手先もずいぶんと器用になり、ものをつまんだりシールなどを剥がしたりと、さまざまな動きができるようになるでしょう。

    好奇心旺盛で、大人が使うリモコンやスマートフォンなどを触って遊ぶこともあるため、いたずらに頭を悩ませる時期でもあります。

    そんな1歳児との遊びでは、次のようなポイントを意識しておきましょう。

  • いたずらに対しては「ダメ」と静止するだけではなく、その好奇心を満足させられるような遊びを取り入れましょう
  • 一人歩きなどがまだできなくても焦らず、できることやそろそろできそうなことなどに目を向け、その力を伸ばしてあげるようにしましょう
  • 指先を使う遊びを積極的に取り入れ、手先の器用さを養いましょう
  • ◆紙をビリビリ

    子ども達にとって、紙が破れる感触はとても興味深くおもしろいもの。絵本や大切な書類を破かれてしまった経験のあるママやパパ、保育士さんもいるのではないでしょうか。

    そんな子ども達には、破いてもいい新聞紙やチラシなどを与えて、自由にビリビリと破かせてあげましょう。

    破るスピードや紙質によって手ごたえや音が異なり、子ども達はその変化を楽しみながら遊ぶことができます。

    ◆シールはがし

    シール遊びは、指先の器用さを養ってくれる遊びのひとつ。剥がしやすい大き目のシールを用意し、あらかじめ広げておいた模造紙などに自由に貼ってもらいましょう。

    手先の器用さだけでなく、集中力を養うことにもつながります。

    うまくシールが剥がせない場合には、小さく切った紙などで「取っ手」を作っておくと上手にはがせるでしょう。

    このころの子ども達は、剥がしたシールを口に入れてしまいがちだから、遊ぶ際は必ず大人が付き添うようにしてね!

    遊びにつながる!0歳児にオススメの絵本5選

    保育士のイラスト
    遊びの導入には、赤ちゃん向けの絵本がオススメです。ここでは遊びにつながる楽しい絵本を5冊ご紹介します!

    『かお かお どんなかお(作:柳原 良平 出版社:こぐま社)』

    心理学者R.L.ファンツが行った実験によれば、生まれたばかりの赤ちゃんは人の顔や、それを描いたイラストを好んで見るそう。

    ページに顔だけが描かれたシンプルな構図で、まだ視覚が未発達な0歳児でも楽しめます。目合わせなどの遊びにつなげるのにオススメの1冊です。

    『くっついた(作・絵:三浦 太郎 出版社:こぐま社)』

    ふれあい遊びの導入にピッタリな絵本。あひるさんとあひるさんが、ぞうさんとぞうさんが、赤ちゃんとママが……「くっついた!」

    テンポの良い繰り返しが耳に心地よく、読み終わったあとには自然と「くっついた」を再現してみたくなるステキな作品です。

    『赤ちゃんのことばあそび だっだぁー(愛蔵版/作:ナムーラミチヨ 出版社:主婦の友社 )』

    クレイアートの愉快な顔と喃語の響きが楽しい絵本。次々出てくるユーモラスな顔に、赤ちゃんも夢中になってしまうでしょう。

    絵本の顔をまねて、いないいないばあ遊びなどにつなげてみても楽しく遊べます。

    『ぴょーん(作・絵:まつおか たつひで 出版社: ポプラ社)』

    ページをめくるごとにいろいろな動物が「ぴょーん」!繰り返しの中にも変化が楽しめる楽しい絵本です。6ヶ月以降であれば、自分でめくって、絵が現れる喜びを実感させてあげてもよいでしょう。

    お気に入りのぬいぐるみなどを、絵本と同じように「ぴょーん」とジャンプさせてみても楽しいですね。

    『じゃあじゃあびりびり(作・絵:まつい のりこ 出版社:偕成社)』

    赤ちゃんのファースト絵本にもピッタリの作品。鮮やかな色彩に彩られたページには「ぶーぶーぶーぶー」「わんわんわんわん」などさまざまな音が満載!

    言葉のトレーニングにもつながるほか、新聞紙破りや水遊びなどの導入としてもおオススメの1冊です。

    編集者より

    親子のイラスト
    0歳の赤ちゃんの成長は、ほんとうにあっという間。昨日はできなかったことが今日はすんなりできてしまう……ということもしばしばです。

    生まれたばかりの赤ちゃんにとって、世界はまさに「未知」そのもの。しかし身近な大人との遊びを通じて、子ども達はそんな未知の世界をひとつひとつ知っていくのです。

    遊びは、単に子ども達を楽しませ、喜ばせるための手段ではなく、生まれて間もない子ども達の世界を豊かに、色鮮やかにしてくれる大切なものだと言えるでしょう。

    さまざまな体験のなかで多くの発見をしながら、心も体も健やかに成長してくれるよう、私たち大人が「遊び」を通じてフォローしてあげたいものですね。

    【0歳児との接し方】~発達の目安とかかわり方のポイント~日々めざましいく成長していく0歳の赤ちゃん。まだ言葉も話せず意思の疎通が難しいなかで「どうやって接してあげたらいいんだろう…」と悩んだこ...

    参考文献・サイト

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