取材・インタビュー

子連れOK!ママサポーターのお仕事~AsMama(アズママ)~

顔見知り同士ワンコインから頼り合えるAsMamaの「子育てシェア」。この頼り合いのシステムを支え、AsMamaの活動を広める役割を担うのが、ママサポーターです!今回は2歳と3歳のお子さまと一緒に、埼玉県川越市でママサポーターとして活動する、元幼稚園教諭、津野友香里(つの ゆかり)さんにお話を伺いました!

AsMamaの子育てシェア、ママサポーターについて

指さす女性のイラスト
子育てシェア、ママサポーターについては、前回の記事で詳しくご紹介していますが、まずは簡単におさらいしてみましょう!

◆子育てシェアとは…?◆
同じ園に通う子どもを持つパパ・ママ同士や、顔見知りの友だち同士で、子どもの送り迎えや託児を頼り合う、株式会社AsMamaが提供するネット上の仕組みのこと。登録料・手数料は一切不要で登録でき、利用料は500円~700円/1時間となっています。また、万が一お預かりの途中に子どもがケガなどをしてしまった時には最高5,000万円までの保険が自動適用されるシステムも日本で初めて実現しています。
◆ママサポーターとは…?◆
近くに頼れる友人がいない時、頼れるのが、AsMama認定のいわば”世話役人”であるママサポーター。AsMamaが提供する託児等の研修を全員が受講しており、送迎や託児の支援の他にも、AsMama主催の託児体験等のイベントに参加したり、地元で地域交流会を開いてAsMamaの活動を地域に広めたりといった広報活動をしています。

【主な活動内容】
□子育てシェアで知人の送迎託児支援
□月1,000人(目標でありノルマではありません)の対面広報(口コミ活動)
□イベント参加やイベントの広報

ママサポーター津野さんに聞く!AsMamaを知ったキッカケは?

――本日はよろしくお願いいたします!

津野さん
津野さん
よろしくお願いします!あ、これはお渡ししましたか?

メッセージカード

――ありがとうございます!頂戴いたします。……なるほど、こういったツールを持って活動をされているんですね。すべて手書きなのですか?

津野さん
津野さん
いいえ、印刷されたものを持っている方もいらっしゃるんですけれど、時間があるときにちょっとずつ書いています。

パンフレット

アズママカード

アズママカード
▲その他にもカードやパンフレットなど、AsMamaを広めるためにいろいろなツールが用意されています。

―――以前は幼稚園で働かれていたとお伺いしました。

津野さん
津野さん
はい、幼稚園で5年間働いていました。神奈川で仕事をしていたのですが、結婚を機に埼玉に引っ越してきたんです。系列園がある幼稚園ではないので、仕事を続けるわけにはいかず退職をして完全に主婦だったんですね。

―――そうだったのですね。

津野さん
津野さん
それで一人で子育てをしているという感じがとても強くて、誰かとつながりたくて、一生懸命児童館などに足を運んでコミュニケーションを取りながら仲間づくりをしました。

――お母さん同士の人脈作りも大変ですよね。

津野さん
津野さん
同じような悩みを抱えている方がたくさんいるんだということがわかって、すごくうれしかったんですけれど、そんな中で社会から離れている自分に気付いて…。

――やはりお仕事を辞められると、どうしても社会とのつながりを感じにくくなってしまいますものね…。

津野さん
津野さん
なんというか、共感してくれる仲間はできたけれど、社会からは孤立している感というのが、どこかあって…何かできないかなと思っていろいろ探しました。

私は今現在子育て支援グループ『ふわはーと』のスタッフとして、有償ボランティアをしています。そこでは月に数回程度お母さんたちが集まる場所のお手伝いをしています。それと、有資格者だったこともあってファミリーサポートにも登録をしています。

――それはすごいですね!複数の活動を掛け持ちされているなんて!

津野さん
津野さん
そのようにして何かできないかと探して見つかったものの一つが、AsMamaの子育てシェアだったんです!

――そうだったのですね。

ママサポーターになった経緯とは?

津野さん
津野さん
困った時には、自分も助けてほしいけれど、幼稚園教諭の資格を持っていたこともあり、逆に「困っている誰かを助けてあげることもできるよね!」と思っていました。でもいくら助けてあげたくても「いいよ、助けてあげるよ!」とは、正直言いづらかったんですよね。

ケガなどに対する責任もありますし、「え、いいよ~」と遠慮されてしまうことも多くて。

――たしかに!つい申し訳ない気持ちになってしまいますものね。

津野さん
津野さん
そう!「悪いよ~」と言われてしまう。だから関係が築けなくて…自分が頼みたいとき、逆に頼めないんですよ。

――なるほど。

津野さん
津野さん
そんな時に『ガイアの夜明け』でAsMamaの取り組みを見て、「これだ!」と思って。一生懸命調べて登録しました。調べる中で私は「一般会員ではダメだ、やっぱり多くの方と繋がれるように、取り組みを広めていかなくては!」と感じたんですね、それでママサポーターになったというのが経緯です。

――そうだったのですね。たしかに、引っ越して来られて地元のお知り合いもいらっしゃらない状態だと、登録してもすぐ頼り合いの人脈ができるわけではないですものね。

津野さん
津野さん
児童館などで知り合った人は多少いましたが、だからと言って「このサイト登録したんだけど…」って誘うのはなかなか難しいですよね。もっと具体的に説明をして、困ったときにはサポートするよ、という姿勢を伝えるには「ママサポーターにならなきゃダメだ!」って思ったんです。

仕事か子どもかという葛藤

――幼稚園のお仕事への復帰などは考えられなかったんですか?

津野さん
津野さん
仕事にいずれ戻るという考えは無きにしもあらずです。でも、やっぱり子どもが小さいうちは、そばにいてあげたいという気持ちもあって。

保育士資格や幼稚園教諭免許を持っている方で、そういう想いを抱える方って多いと思います。実際子どもを預けて働く方ももちろんいらっしゃいますけれど、一生懸命他の子の保育をする間、自分の子どもは誰かに見てもらっているという不思議な感覚が、やっぱりあると思いますね。

――読者の方にもそういった両立の面で、どうしても罪悪感を抱いてしまうという方、いらっしゃいますね。

津野さん
津野さん
だからこそ、子どもが小さいうちは一緒に活動できる子育てシェアって、とても良いなと思って登録したんです。

ママサポーターの活動は大変ではない?

――広報活動など、かなり多くの方にされると伺いましたが、実際にやってみてどうですか?大変だったり、辛かったりする部分はありませんか?

津野さん
津野さん
広報活動は基本的に子どもたちと一緒にいる時、例えば公園で遊んでいる時や児童館にいる際に行っています。

例えば一人でお子さんと来られているお母さんがいたとしたら、自然と「お住いどちらなんですか?」というコミュニケーションが生まれるんですよね。世間話から入って、「実は私こんな活動していて」とチラシを渡すと、興味のある方はいろいろと聞いてくださる。ニーズがある方にはしっかりと響くんです。

困っていらっしゃる方はたくさんいますものね。

津野さん
津野さん
子どもがいるから、ものすごくアクティブには活動できない部分も、正直あります。ただ、子どもがいるからこそ、時には子どもがチラシを持って「どうぞ」って渡してくれる時もある。それは「一緒に活動している」感があっていいかなと。

――それは良いですね。いわば子どもと一緒に働く、ということが実現できているわけですね。

津野さん
津野さん
そうですね、いっしょにやっている、一緒にいられるということは大きいです。

それに実際に子育てシェアでお子さんをお預かりする時にも「今日〇〇ちゃんのお母さん、病院に行かなきゃならないから、その間遊びに来るんだって。」というと喜んで一緒に遊ぶんですよね。だから「辛さ」というものは本当に感じないですね。

出会ったばかりの方のお子さんを預からなくてはならない機会は少ないですし、よくわかっているお子さんをちょっと預かる感覚ですから。

――貴重なお話ありがとうございます!ぜひ【保育のお仕事】でも活動の認知度アップに貢献できればと思います。

津野さん
津野さん
ありがとうございます。やはり子育てシェアは誰かと「つながらないと」使えないので、いろいろなところに広めていただければと思いますね!
【AsMamaについてもっと知りたい方は…】
AsMamaのホームページでは、子育てシェア、ママサポーターについて、より詳しく書かれています。興味のある方はぜひ覗いてみてくださいね!
◆AsMamaのホームページはコチラ!

編集者より

津野さん
笑顔が素敵なママサポーターの津野さん。2歳と3歳のお子さまと一緒にやりがいをもって活動をされているそうです!最後にAsMamaTシャツを着てカメラの前に立ってくださいました。ちなみにちゃんとお子さま用のTシャツもあります!イベントに参加する時は、おそろいのTシャツで活動されているのだとか。

取材に快く応じてくださいましたこと、心より御礼申し上げます。これからも頑張ってくださいね!

※この取材記事の内容は、2015年8月に行った取材に基づき作成しています。

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