取材・インタビュー

子どもも先生も守ってあげたい。「さくらさくみらい 西原」の優しいお母さん!吉田広美園長インタビュー

東京都渋谷区・幡ヶ谷の閑静な住宅街にある認可保育園、「さくらさくみらい 西原」。
無垢の木の風合いが優しい内装の園で、今日も子どもたちは元気いっぱいに過ごしています。保育士の先生たちも子どもが楽しめるような保育プログラムを積極的に実施していて、園内には笑顔がたくさん溢れています。

そんな「さくらさくみらい 西原」で子どもたちや先生を温かく見守っているのが、園長の吉田広美(よしだ ひろみ)先生です。
今回の記事では吉田園長が「さくらさくみらい 西原」で園長先生になるまでの軌跡や、園長として保育士の先生たちにどのようなサポートをされているかについてインタビューしました!

あわてないのが一番大事。「さくらさくみらい 西原」訪問レポート「さくらさくみらい 西原」。 東京都渋谷区・幡ヶ谷の閑静な住宅街にある、2017年10月に開園した認可保育園です。 すっきりとした外...
「保育士の自主性も大切にしてくれる」四国からの上京で転職を成功させた【さくらさくみらい 西原】溝渕茜先生インタビュー東京都渋谷区・幡ヶ谷の閑静な住宅街にある認可保育園、「さくらさくみらい 西原」。 無垢の木の風合いが優しい内装の園で、保育士さんは毎日...
    *シリーズ「保育ノゲンバ」は、保育施設や保育士・園長先生などにフォーカスし、保育の現場(ゲンバ)をお伝えするリポート取材連載です。

上京する決心がついたのは、「信頼」できる人がいたから

――吉田園長は新潟のご出身とのことですが、東京の「さくらさくみらい 西原」で園長先生になられた経緯を教えてください。

吉田園長:実は、東京に行こうと思ったきっかけは東京オリンピックがあったからなんです。年齢的にもあと10年保育士を続けたいなと思ったとき、何かにチャレンジしてみたい気持ちが芽生えました。「オリンピックに直接出るわけじゃないけれど、近くで見てみたい、エネルギーを感じたい」と思って、東京の保育園を見学してみることにしたんです。

――意外なきっかけですね!かなり勇気のいる決断だったと思いますが、それからどのようにしてさくらさくみらいに転職を決められたのでしょうか?

吉田園長:見学する園を探すにあたって転職サイトに登録したのですが、そこで紹介されたのがこのさくらさくみらいなんです。
実際に見学してみたら、やっぱり紹介された通りのとてもいい園でした。法人の思いに共感するところも多かったですし、こちらの疑問に対して担当の方が真摯に対応してくださるのも好印象だったので、転職を決意しました。

――なるほど。上京という一大決心ができたのも、さくらさくみらいの採用担当者さんと信頼関係を築けたからなのですね。

吉田園長:そうですね。転職するときも、一般保育士として入職するはずだったのですが、「園長先生として来てほしい」と言っていただいたんです。私はそれまで園長職をやったことがなかったので、最初はとても困惑しました。でも、不安だということを伝えたら「会社がサポートするから大丈夫ですよ」と言っていただけたので、信頼してみよう! と思いお受けしました。おかげで、今こうして園長としてこの園にいます。

――地方と東京で、何か違いがあって困ることなどはありましたか?

吉田園長:特にはないですね。初めは「渋谷と言えばスクランブル交差点とか、若者の街、怖い」みたいなイメージがあって、「東京の子どもたちってどんな風なんだろう!?」と不安に思うこともありましたが、全部杞憂でした。
保護者の方も穏やかで優しい人たちばかりです。地域の方にもたくさんご協力いただいていて、とても助かっています。

先生も子どもたちも、甘えて、頼ってくれたらいい

――さくらさくみらいでは「働く人の思いに応えて、安心して楽しく仕事ができる環境や細やかなサポート体制をしっかり整える」ことを重視されているそうですが、園長先生が保育士さんたちをサポートする上で意識していることはありますか?

吉田園長:先生が元気じゃないと子どもたちも元気になれないと思っているので、先生たちの様子は出勤してきたときからよく見て声掛けをするようにしています。「元気ないけど大丈夫?」「体調悪そうだけどどうしたの?」など、欠かさないようにしていますね。帰りの時も「気を付けてね」というのは言うようにしています。こういう声掛けをすることで事故に遭う確率が減る、というような話を聞いたことがあって、それ以来続けています。

――素敵な心掛けですね! 実際の業務などでも、何かサポートしていることはありますか?

吉田園長:私から「こうやって」と指示するのではなく、先生から保育の悩みを聞き、「それならこんな風にやってみたらどう?」と提案の形で一緒に考えていくことを意識しています。保育方針である「あわてず個性を伸ばす保育」をするためにも、先生たちも慌てずにゆったりと過ごしてほしいので、困っているときには率先してサポートしてあげたいと思って声をかけていますね。
保育士さんたちが働きやすい環境を作るのが私の仕事ですから、一人ひとりへの声掛けを大切にしています。若い先生が多いこともあるので、先生たちを娘のように思って接しています。

――「あわてず個性を伸ばす保育」という方針は、子どもにはどういった影響があるのでしょうか?

吉田園長:先生達がゆったり過ごせることで、子ども達もリラックスできていると思いますね。その中で先生と子ども達の間に信頼関係が生まれて、子ども達がまるでお母さんにするように先生に甘えるようになるんです。ある子は先生の足元まで走ってきて「だっこして!」って言っていて、それが本当の親子のように思えて癒されました。
先生たちには、「先生だからちゃんとしなくちゃ!」と気負うのではなく、お母さん・お姉さん代わりになったつもりで、子ども達が泣いてしまっても怒ってしまっても、ドンと構えていてほしいと思いますね。

――子どもたちにとっては先生がお母さんで、先生たちにとっては園長先生がお母さんなのですね!

明るくて元気であることはもちろんだけれど

――吉田園長が一緒に働きたい、と思う保育士さんのイメージを教えてください。

吉田園長:一番重視しているのは、子ども達のことを一番に思ってくれているかどうかですね。子ども達が楽しく生活するにはどんな保育が必要なのか、子ども達主体で考えてくれる先生と一緒に働きたいなと思います。「子ども達がどんな表情をするかな?」と、ワクワク感を持ちながら能動的にプログラムを提案してくれたら嬉しいですね。ただ指示を待つのではなく、子ども達と一緒に保育を楽しんでくれたらいいなと思います。

編集者より

編集部がお話を伺ったときも、終始にこにこして朗らかに接してくださった吉田園長。
表情や言葉の端々から「さくらさくみらい 西原」にいる子どもたちや保育士さんたちへの深い愛情が感じられました。その姿はさながらお母さんのようでした。
お忙しい中、取材に対応いただきましてありがとうございました!

次回は、「さくらさくみらい 西原」に転職して現在も保育士として活躍する溝渕先生にインタビューします。

>>さくらさくみらいの求人一覧を見てみる!<<

※この取材記事の内容は、2018年9月に行った取材に基づき作成しています。

ABOUT ME
保育のお仕事レポート
保育業界専門の転職支援サービス「保育のお仕事」です。 「保育のお仕事レポート」は、現場で働く保育士さんのためのメディアとして運営しています。お役立ち情報や最新の求人情報は各SNS(FacebooktwitterLINE@)で要チェック!
保育のお仕事 最新求人