取材・インタビュー

「13年間潜在保育士だったことが、私の強み」ほっぺるランド西新小岩 園長先生インタビュー

ほっぺるランド西新小岩」。

2017年4月の開園から3年目を迎える、東京都葛飾区・新小岩に園舎を構える認可保育所です。
すっきりとした清潔な印象の施設内は、子どもたちや保育士さんの元気な声で溢れています。

そんな園内の様子を温かいまなざしで見守っているのが、このほっぺるランド西新小岩で園長を務められている高田利加子(たかだ りかこ)先生です。
今回の記事では、ほっぺるランド西新小岩の開設時から園長として働き始めたという高田園長に、園の魅力や保育への思いを聞いてまいります。

    *シリーズ「保育ノゲンバ」は、保育施設や保育士・園長先生などにフォーカスし、保育の現場(ゲンバ)をお伝えするリポート取材連載です。
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復職までにあった13年のブランク

――高田園長のご経歴を教えてください。

高田園長:元々は保育士として働いていたのですが、4年の間に4人の子どもを出産したことをきっかけに一度退職したんです。育休だけでは足りなくなってしまったので、辞めて子育てに専念しよう、と。
ただ、その間に町内でPTA会長をやらせていただいていたんです。9年ほど務めて、その経験と保護者さんとの関わりから「やっぱり仕事がしたいな」と思いました。それで一番下の子が中学生になったタイミングで、職場復帰することになりました。
保育士として13年ほどブランクがあったのですが、不安には感じませんでしたね。むしろPTAでのさまざまな経験と子育ての経験が仕事に活きているので、ブランク中に経験したことこそ私の強みだ、と思います。保護者の対応などはもう慣れていますし、若い先生の指導も復帰後から任されていました。

――そこから、どうしてほっぺるランド西新小岩の園長先生に?

高田園長:保育でやりたいことがあっても、上の指示を仰がなきゃいけないっていう状況がもどかしかったんです。どろんこ遊びとか雨の日の散歩とか、子どもにさせてあげたいことがたくさんあったのですが、そういうものってどうしてもストップがかかりがちなんですね。子どもにいつもと違う景色を見せてあげたい、子どもの感性を伸ばしてあげたいって思っているのに、規制があるのが歯がゆくて。
なので、自分のやりたい保育をやれる園を作ろうと思って、園長職を探して転職活動をしました。そこで出会ったのがほっぺるランド西新小岩です。見学や面接を経て、ここなら自分のやりたいことができる、自分の思いを受け止めてもらえると思ったので、開園時から園長として入職しました。
やりたかった雨降り散歩もばっちり実施できましたよ!

子どもを育てる、保護者の背中を押す

――高田園長が、保育をする上で大切にされていることは何ですか?

高田園長:保護者の仕事と育児を両立する、というのはほっぺるランドの保育理念としてあるのですが、私自身としてはさらに具体的に「保護者の背中を押してあげる」ことを大切にしています。
これは保護者の方が家庭でよりよい育児をできるよう、保育の専門職としての視点から後押しする、ということ。
たとえば、今の時代はさまざまな保育の情報を手軽に調べられます。でも、その中には古いものや誤ったものもたくさんありますよね。そういうことを保護者がまず判別できないと、子どものためにならないことを、良かれと思ってやってしまうことがあるんです。結果、保護者は一生懸命なのに、子どもの育ちが上手くいかなくなってしまうんですね。
ですから、「子供の将来のために保護者に何を教えるか?」という点には注力しています。育児相談に乗るとか、特にまだ若い保護者の方が気軽に頼れるようなサポートを大事にするとか。
私は働く保護者の気持ちも、子だくさんな保護者の気持ちも、同じ立場としてわかります。そういう保護者の気持ちに寄り添えることが強みだと思っているので、そこは支援に活かしていきたいなと思っていますね。
おかげで、若い保護者の方からは「お母さん」って呼ばれることもあります。私にとってはもう、子ども達は孫のような感覚です。

「園長をやっていて、毎日が楽しい」

――園長先生として、保育士さんへの指導で意識されていることはありますか?

高田園長:若い保育士さんの場合だと、どれだけ頑張っていても、子育て経験がないという理由で保護者対応が上手くいかなくなってしまうと気もあるんです。できる限りは自分たちだけで話してもらえるように指導していますが、どうしても受け止めきれない時には「全部私のところに持っておいで」と言ってフォローに回っています。その後は担当した保育士さんと、今後の対応を話し合っていますね。保育士さんが安心して仕事に打ち込める、働きやすい環境を作るのが園長の仕事ですから。それはとても大切にしています。

――園長職のやりがいはどんなところにありますか?

高田園長:ほっぺるランド西新小岩では、普通の保育園だったらできないかな? と思うようなこともたくさんやらせてもらえていますね。保育士の先生がやりたい!と提案したことも、子どもの発達段階と照らし合わせて実際に取り組めます。保育士の側から必要だと考えた新しいおもちゃも積極的に導入できていますし、保育理念にきちんと適った提案であれば運営会社の本社本部にもよく聞いてもらえていますね。
そういうことができるのがやりがいです。毎日楽しく過ごせていますね。

日々の保育を楽しむということ

――高田園長が一緒に働きたいと思う保育士さんは、どんな保育士さんでしょうか。

高田園長:まず第一に、子どものことが大好きな人ですね。子どもの気持ちを汲み取れる保育士さんに来てほしいなと思います。
その上で、本人が楽しく勤められて、かつ自分の思いをきちんと伝えられる人。「今日○○ちゃんはこんなことしてたんですよ!」と、子どもの育ちをシェアできるような人が理想的です。
そういう保育士さんなら子どもにも愛情を注げるし、同僚とも仲良くできるし、保護者とも上手くいくと思います。
特にうちの園ではドキュメンテーションという、子どもをじっくり見てその思いを汲み取る研修もやっています。ですから、子どもの色々な姿を受け取れる感性のある人が素敵だなと思いますね。

――ほっぺるランドでは、保育士さん向けの研修を多く実施されていますね。

高田園長:そうですね。保育業界のさまざまな先生を外部からお招きして、一年計画で指針に沿った研修を実施しています。
保育士さんたちにもそういう研修に行く時間を取れるようにしているので、先生方にはぜひ、学んできたことを実践で活かしてほしいと思います。

――最後に、全国の保育士さんへ一言メッセージをお願いします。

高田園長:子どもが大好きなら、それだけで保育士になれる素質があると思います。たまに「子どもが好きなだけじゃやっていけない」というような意見も聞きますが、全然そんなことはないですよ。保育士自身も子どもも元気に過ごせるよう心がけて、日々の保育を楽しんでくださいね!

編集者より

潜在保育士の方がなかなか復職に踏み切れない理由のひとつには、「ブランクができてしまって、今の保育についていけるか不安」というものがあります。
そんな中で13年ぶりに職場復帰を果たし、そこから園長職へと転職された高田先生が、保育士として働いていなかった時間に得たものを「強み」と言い切られた姿が何とも印象的でした。

次回は、ほっぺるランド西新小岩で主任保育士を務められている関口先生にお話を伺います!

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※この取材記事の内容は、2018年11月に行った取材に基づき作成しています。

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