「CGK International School(旧コスモグローバルキッズ)横浜馬車道」。
神奈川県横浜市は馬車道に2016年から構えられたプリスクールで、認可外保育所として登録されています。
週に5日・フルタイムでの預かり時間を固定で設けており、子ども達はその長い時間の中で、ゆったりと英語教育を受けています。
そんな子ども達とにこやかにコミュニケーションをとっているのが、CGK International School(旧コスモグローバルキッズ)に勤める保育士・末木小枝(すえき さえだ)先生です。末木先生は海外留学(なんと大学へ4年間サッカー留学!)の経験もあり英語も堪能。
今回の記事では、英語を活かして保育士として働くことやCGK International Schoolの魅力についてお聞きしました!
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*シリーズ「保育ノゲンバ」は、保育施設や保育士・園長先生などにフォーカスし、保育の現場(ゲンバ)をお伝えするリポート取材連載です。
「もっと子どもの成長に携わりたい」の思いから独学で保育士に
――保育士を目指したきっかけを教えてください。
末木先生:元々子どもが好きで、福祉関係の仕事に興味があったんです。大学時代は心理学やカウンセリングを学んでいたこともあって、学生時代に一度留学して、帰国してから英語オンリーの学童施設に就職しました。それから2年ほど働いたなかで、幼児に関わりたいという気持ちが芽生えたんです。
学童は幼稚園や小学校の放課後に来る子ども達がメインになるので、習い事のような感覚でお預かりしていたんですね。それよりももっと子どもの保育や教育に携わりたくて、保育園で働いてみたいと思いました。そこから独学で勉強して、一昨年の1月に保育士資格を取得しました。なので、保育士としては2年目になります。
学童と保育園では、子どもに対する触れあう時間も責任感もまったく違います。保育園の方が大変ですが、直接的に成長に関われるのでやりがいを感じていますね。
海外で得た経験を、子ども達にも知ってほしい
――転職先にCGK International Schoolを選んだのはなぜですか?
末木先生:元々勤めていた学童もネイティブの先生がいるところでしたし、海外の留学経験を活かした職場を希望していたので、転職するときも英語を活かせるプリスクールやインターナショナルスクールに絞って求人を探していました。そのなかで出会ったCGKは、理事長や法人の代表にも留学経験があって、掲げている理念にも共感できました。
というのも私自身、留学したことでたくさんのことを学んだり経験したりすることができたんです。出発前はできなかった英語も身についたし、いろいろな国の人や文化と触れあえました。だから子ども達にもそういう経験をしてほしいし、いつか世界に飛び出していける子になってほしいと思っていたんです。
――末木先生が保育をする上で大切にしていることを教えてください。
末木先生:子どもを中心にして考えるということは意識していますね。どうして今そこに子どもがいるのか、どうして駄々をこねているのか、といったことを考えながら、寄り添って対応するようにしています。子どもの行動にも理由があるので、子どもの目線になるのが大切だと思いますね。
ちょうど今日も、鬼ごっこで捕まってしまって悔し泣きしている男の子がいたんです。そのときも対応の際、まずはその子の目線に立って、悔しかった気持ちを受け入れてあげるように心がけました。その上で「悔しかったね。でももうすぐ給食の時間だから、また後でゆっくり話そうね」と声掛けして、給食の準備をしてもらっている間に落ち着けるようにしました。
先生達もグローバル。はっきりと意見を言い合える職場
――CGK International Schoolの、働く側から見た魅力を教えてください。
末木先生:先生同士が和気あいあいとしている良い雰囲気の職場だと思います。ネイティブの先生も日本人の先生もみんな英語で話すので、日本人同士にありがちな「察する」とか、いわゆる暗黙の了解みたいなものがあまりなくて。意見交換も盛んに行われるので、過ごしやすい園だなと思います。園にいながらいろいろな国の人と接することができるのもいいですね。
――英語でコミュニケーションをとるのは大変ではないですか?
末木先生:園内では先生も子どもも基本的には英語で話しています。日本語で話すのは日本語の授業の間と、保護者の方の対応をするときだけ。子ども達とのやり取りでも、たまに「日本語ならすぐ伝わるのにな」と思うことがあります。ですが子どもと先生の間できちんと信頼関係ができているので、その辺りの葛藤は大きな悩みではないですね。
――CGK International Schoolでの1日のスケジュールを教えてください。
末木先生:年齢や曜日によっても変わりますが、私の担当する4歳児のクラスは以下のようなスケジュールになります。
8:30~ | 登園 |
9:00~ | 自由遊び |
9:30~ | サークルタイム(朝会) レッスン、外遊び、体育など |
11:30~12:30 | 給食 |
12:45~13:20 | 自由遊び |
13:30~15:00 | レッスン、おやつ |
15:00~ | 日本語でのレッスン |
16:30~17:00 | 降園 |
◆CGK International Schoolについてはこちら。
編集者より
全国の保育士さんへ一言、という最後の質問に対して、はにかみながら「自分を大切にしてほしいですね。自分に素直に」と語った末木先生。
仕事は毎日やらなければならない、生きるために必要なこと。だからこそ楽しい環境を選んで、わがままになってもいいのでは?と投げかけるその表情は、とても明るいものでした。
CGKでいきいきと働けている、何よりの証拠ですね。
お忙しい中、取材にご対応頂きましてありがとうございました!
※この取材記事の内容は、2018年12月に行った取材に基づき作成しています。