保育ノウハウ

ファミリーデー(母の日&父の日)をもっと楽しくするプレゼント製作&遊びのアイデア

ファミリーデーアイキャッチ

「母の日」「父の日」といえば、保育園でも毎年恒例の年中行事のひとつ。しかし近年、家族形態の多様化から、「ファミリーデー」として行事をとり行う園が増えてきています。

今回はそんなファミリーデーをより楽しくするために、「母の日」や「父の日」の由来からプレゼント製作のアイデア、親子のふれあい遊びのアイデアまで、たっぷり紹介していきます!

「ファミリーデー」ってどんなイベント?

ファミリーデー
保育園や幼稚園における「ファミリーデー」とは、おもに5月の「母の日」と6月の「父の日」をあわせた行事のこと。日ごろお世話になっている家族に感謝の気持ちを伝えるためのイベントです。

母の日や父の日に加えて、保育参観も同時に行う園もあるよ!
「ファミリーデー」には明確な定義がないから、園によって取り組みの内容が違うんだホィ。

ファミリーデーのねらいと行事の由来

ハートのイラスト
では、ファミリーデーのねらいとはどのようなものなのでしょうか。ここでは保育におけるねらいと、ファミリーデーのもとになっている「母の日」「父の日」それぞれの行事の由来をチェックしていきましょう。

ファミリーデーのねらいとは

まずはファミリーデーのねらいをチェックしてみましょう。

【ファミリーデーのねらい】
  • 大切な家族の存在をあらためて感じる
  • 自分を大事に思ってくれる家族に対して「大好き」「ありがとう」の気持ちを持ち、その気持ちを伝える
  • どのような家族の形であっても、自分を大切に思ってくれる人がいることを再認識し、感謝の気持ちを持つことが大切なんだよ!

    母の日の由来

    「母の日」は、1907年、アメリカのアンナ・ジャービスという女性が、亡き母を追悼するためにフィラデルフィアの教会で白いカーネーション配ったことが起源とされています。

    アンナは母に感謝する日を祝日にするために普及運動を続け、1910年、ウエストバージニア州が「母の日」を認定。1914年には5月の第二日曜日が「母の日」に制定され、アメリカの国民の祝日になりました。

    日本では、1931年、当時の皇太后の誕生日である3月6日が「母の日」とされましたが、戦後の1947年に、アメリカにならって5月の第2日曜日に変更されました。

    以前はお母さんが生きている場合は赤いカーネーションを、亡くなっている場合は白いカーネーションを胸に飾るのが習わしだったんだホィ。
    いまではさまざまな色・種類の花をお母さんに贈るようになっているよ!

    父の日の由来

    母の日の活動がアメリカで始まってまもない1909年、ワシントン州のジョン・ブルース・ドット夫人は、母の亡きあと、男手ひとつで自分たち6人の子どもを育ててくれた父に感謝し、墓前に白いバラを捧げました。

    ドット婦人は「母の日」の制定を知り「母の日があって父の日がないのはおかしい、父の日も作ってほしい」と牧師教会に歎願し、1972年には「父の日」がアメリカの国民の祝日となりました。

    日本においては1950年ごろから広まり、6月の第3日曜日が「父の日」として定着しています。また、1981年に設立された「FDC日本ファーザーズ・デイ委員会」が父の日に黄色いリボンを贈る活動をはじめたことから、父の日のイメージカラーとして黄色が定着するようになりました。

    ファミリーデーの言葉かけ例文集


    ファミリーデーのねらいを達成するためには、適切な言葉かけで、子ども達に家族について考えてもらうきっかけを作ることが大切です。

    ここからは保育園における言葉かけについて、いくつか例文を紹介していきましょう。

    【みんなの大好きな人は誰ですか?】

    みんなが大好きなおうちの人の顔を思い浮かべてみてください。お父さん、お母さん、おじいちゃんやおばあちゃんでもいいんですよ。みんなはその人のどんなところが好きですか?

    今日は、みんなの大切な人に「ありがとう」の気持ちを込めて、プレゼントを作ります。その人が喜ぶ顔を思い浮かべながら作りましょうね。

    【お父さんやお母さんを笑顔にするために】

    今日は、いつもみんなのことを大切に思ってくれているおうちの方に、「ありがとう」を伝える日です。お父さんやお母さんなど、おうちの方はいつもみんなのためにお仕事やおうちのことを一生懸命やってくれています。

    みんなでそんなおうちの人をどうしたら喜ばせられるか、いっしょに考えてみましょう。

    【家族はいつもみんなを見守ってくれている】

    みんなの大切なおうちの人はどんな人ですか?いっしょに遊んでくれるお父さん、ときにはちょっぴり厳しいけれどやさしいお母さん、いつも笑ってニコニコしているおじいちゃんやおばあちゃん……みんなそれぞれに大切な家族がいますね。

    みんな思い浮かべたおうちの人は、いつでもみんなのことを大切に思い、成長を見守ってくれています。みんなはそんなおうちの人に支えられて、ここまで大きく育ってきたんですよ。

    今日は家族に感謝して、「ありがとう」の気持ちを伝える日です。みんなの大切な人が喜んでくれるように、心を込めてプレゼントを作りましょうね。

    ひとり親家庭への配慮を忘れずに!

    園の方針によっては、母の日にはお母さんへのプレゼントや手紙を、父の日にはお父さんへのプレゼントや手紙をクラス全員で作るというケースもあるでしょう。

    しかしそのような場合でも、複雑な家庭事情でひとり親の家庭があることをきちんと理解し、ひとり親家庭の子どもや保護者に対してしっかりフォローを行うことが必要です。

    【ひとり親家庭へのフォローの例】
  • 母の日や父の日の製作についてあらかじめ保護者とどうするかを話し合う
  • プレゼントの相手を父親や母親に限定せずに製作してもらう
  • どんな相手に贈ってもよいプレゼント製作の内容を検討する
  • 保護者が希望する場合には行事に参加させないことも検討する
  • いろいろな家庭があるということを子ども達に伝える
  • ひとり親の家庭でも離別なのか死別なのか、面会があるのかないのかなど、状況によって子どもや保護者がどのように捉えているかは違ってくるよ。
    行事の参加についてどのような配慮が必要かは家庭ごとに異なるホィ。事前に保護者の気持ちや要望を聞いたうえで、慎重に対応を検討するホィ!

    ひとり親家庭以外でもフォローを必要とする場合も……

    戸籍上は父母が揃っていたとしても、離婚協議中など複雑な事情で離れて暮らしていたり、トラブルを抱えていたりするケースもあります。

    事前におたよりや連絡帳などで、ファミリーデーの行事でお母さん・お父さんにプレゼントを作る旨を伝えておき、相談や要望を受けた場合には個別に対応を検討するようにしましょう。

    対応において大切なのは、それぞれの家庭の考え方を尊重することです。「こうすべき」という意見の押し付けをしないように心がけましょう。

    ファミリーデーを盛り上げるプレゼント製作アイデア

    保育士さん
    ここからはファミリーデーをより楽しいものにするための製作アイデアを紹介していきます。

    だれにプレゼントしても喜ばれる!写真付きしおり

    しおり
    コンパクトでかわいいしおりは、家族の誰に渡しても喜ばれるプレゼントに。年齢にあわせてアレンジを加え、子ども達の成長が感じられるものにしましょう。

    【材料】
    ・子どもの写真
    ・色画用紙
    ・ラミネータ―
    ・ラミネートフィルム
    ・リボン
    ・色鉛筆/クレヨン
    ・はさみ
    ・のり
    ・穴あけパンチ

    ◆画用紙を短冊形に切る

    しおり
    好きな色の画用紙を短冊形にはさみで切ります。

    ここにテキストを入力はさみが使えない年齢の場合には、保育士さんが何色かの短冊を用意し、好きな色を選んでもらうようにしましょう。

    ◆子ども達の写真を貼りつける

    しおり
    画用紙に印刷した子ども達の写真を貼ります。

    ◆花の飾りをつけてラミネートする


    子ども達の写真に、保育士が作っておいた花の飾りを取り付けます。できあがったらラミネートして上部に穴あけパンチで穴をあけ、リボンを結べばかわいいしおりの完成です!

    ラミネーターが園にない場合には、画用紙の余白を少し多めに取り、上部にリボンを通しましょう。画用紙が薄い場合には、2~3枚重ねて貼り合わせておくと安心です。

    【アレンジ】文字の書ける子ども達には……

    裏面
    字が書ける子ども達には、しおりの裏に「ありがとう」「だいすき」などのメッセージを書いてもらいましょう。

    字がまだ書けない年齢の子どもの場合にはマーブリングやにじみ絵、指スタンプなどの製作を貼るとよい記念になります。

    ママ向け・パパ向けで用途を変えて……小物入れ

    ジュエリーボックス
    身近なティッシュペーパーの空き箱やトイレットペーパーの芯も、少し工夫を加えればかわいい小物入れに!

    ママにはアクセサリーボックスとして、パパには名刺やクリップなどの収納ケースとしてプレゼントできるので、用途に合わせて色や装飾をアレンジしてみましょう。(ここではママ向けにアクセサリーボックスの作り方を紹介します)

    【材料】
    ・色画用紙
    ・ティッシュペーパーの空き箱
    ・トイレットペーパーの芯(2本)
    ・お花紙
    ・レースペーパー
    ・似顔絵(メッセージや写真でも可)
    ・はさみ
    ・のり
    ・両面テープ
    ・カッターナイフ
    ・似顔絵や写真

    ◆ティッシュペーパーの箱をカットする

    ティッシュ箱
    ティッシュペーパーの箱を、写真のようにはさみやカッターナイフで切り抜きます。

    高さはトイレットペーパの芯を横にしたときの高さ+5cm程度にするとよいでしょう。

    ティッシュペーパーの取り出し口についている透明フィルムは、あらかじめ剥がしておくと製作がスムーズだよ!

    ◆ティッシュペーパーの取り出し口を丸くカットする

    箱
    子ども達がケガをしないよう、ティッシュペーパーの取り出し口を丸くカットしておきます。

    ティッシュペーパーの箱は固くて切りにくいから、土台作りは保育士さんがやってあげるとよいホィね!

    ◆トイレットペーパーの芯をカットする

    トイレットペーパーの芯
    トイレットペーパーの直径を参考に、写真のようにしるしをつけて切る位置を決めます。
    トイレットペーパーの芯
    はさみで芯をカットし、同じ長さの筒を2本作ります。
    【パパ向け製作アレンジ】アクセサリ―以外の小物入れならば1本の用意でOKです!

    ママ向けのプレゼント製作の場合、短いほうのトイレットペーパーの芯1本分は、のちほど使用するため残しておきましょう。

    ◆ティッシュペーパー・トイレットペーパーの芯に色画用紙を貼る

    箱

    箱
    カットしたティッシュペーパーの箱の表裏それぞれに好きな色の画用紙を貼ります。

    トイレットペーパーの芯
    トイレットペーパーの芯にも色画用紙を貼ります。

    画用紙を貼るのが難しい場合には、ちぎり絵などにアレンジするとよいでしょう。

    ◆レースペーパーを貼る

    制作過程
    写真のように2つ折りにしたレースペーパーを、箱の口に貼りつけます。

    【パパ向け製作アレンジ】パパ向けの場合には好きな色の折り紙やマーブリングなどの製作を切って貼るとよいでしょう。

    ◆ラインストーンやシール等で飾りつける

    飾り付け
    市販のラインストーンシールやマスキングテープ、シールなどで飾りつけましょう。

    ◆ワンポイントをつける

    ワンポイント
    箱の中心にワンポイントの飾りを取り付けます。写真は造花を使っていますが、リボンやボタンなどでもかわいく仕上がります。

    ◆アクセサリーを入れる仕切りを作る

    仕切り
    色画用紙を貼ったトイレットペーパーの芯を、写真のように本体の中に取り付けます。接着には両面テープを使うとしっかりと固定できます。

    横向きのトイレットペーパーの芯は、若干押しつぶした状態で取りつけるようにするとうまく入ります。

    【パパ向け製作アレンジ】アクセサリー以外を入れる場合には、横向きのトイレットペーパーの芯は不要です。

    ◆内側に似顔絵などを貼って完成!

    完成
    箱の内側に、お母さんの似顔絵やメッセージなどを貼り付けたら完成!

    写真など厚手のものを貼る場合にはしわになりやすいため、箱の外側に貼りつけるようにしましょう。

    ママへのプレゼント

    ここからは、お母さんに喜んでもらえるプレゼント製作アイデアを紹介します。

    バッグinバッグ

    フェルトを使って実用的なバッグインバッグを作りましょう。透明ポケット付きなので、子ども達の写真や絵なども飾れます。

    【材料】
    ・フェルト
    ・毛糸などの紐
    ・はさみ
    ・接着剤
    ・クリアファイル
    ・似顔絵や写真
    ・マーカー(ボールペンなどでも可)

    ◆フェルトをバッグの形にカットする
    フェルト
    正方形のフェルト2枚を重ね、長方形になるように一辺をはさみでカットします。長方形になったら、バッグの底になる2つの角を丸く切っておきましょう。

    ◆均等にしるしをつける
    しるし
    マーカーやボールペン、手芸用のチャコペンシル等で、フェルトの外周に均等にしるしをつけていきます。

    ◆穴をあける
    穴あけ
    しるしをつけたところに穴あけパンチで穴をあけます。

    ◆端に毛糸を結ぶ
    ひもを通す
    バッグの口に近い部分の穴に毛糸を通し、しっかりと結びます。

    ◆毛糸で縫うようにして周囲を留める
    縫う
    波縫いの要領で毛糸を穴に通していき、ぐるりと周囲を留めます。すべての穴に毛糸を通し終わったら、ほつれないようにしっかり結びます。

    ◆ポケットを作る
    パーツ
    クリアファイルと別色のフェルトを重ねてポケットの形に切り抜きます。

    クリアファイルで手を切ったり、角の部分で目をつついたりしないように注意しましょう。

    ◆ポケットの窓を作る
    フェルト
    フェルトを半分に折って内側を切り抜き、ポケットの窓部分を作ります。

    ちょっと難しいからパーツはあらかじめ保育士さんが作っておいてあげるといいね!

    ◆接着剤で貼り合わせる
    バッグ
    接着剤を使い、クリアファイル、フェルトの順に本体にポケットを貼りつけます。

    あとで似顔絵や写真を入れられるよう、クリアファイルは外側だけに接着剤をつけるようにしましょう。

    ◆似顔絵や写真を用意する
    メッセージ
    ポケットに入れられるサイズの似顔絵やメッセージカード、写真などを用意します。

    ◆ポケットに入れて完成!
    完成
    接着剤がしっかり乾いたら、ポケットに似顔絵や写真を入れて完成!名刺やカード類を入れておくこともできます。

    カーネーションのポップアップカード

    カード
    お花紙を使って、母の日の定番プレゼント「カーネーション」が飛び出すポップアップカードを作りましょう。

    【材料】
    ・色画用紙
    ・お花紙
    ・リボン
    ・はさみ
    ・のり
    ・両面テープ
    ・サインペン・色鉛筆・クレヨン等

    ◆土台を作る
    製作過程
    まず画用紙2枚を半分に折ります。

    製作過程
    カードの内側になる画用紙をひとまわり小さくはさみで切ります。

    製作過程
    内側になる画用紙を二つ折りにし、中央から少し下の部分に2本切り込みを入れます。

    ポップアップ部分がはみ出てしまうため、画用紙の横幅の半分以上切り込みを入れないように注意しましょう。

    ポップアップカード
    切込みを入れたら内側に折りこみます。

    ここまでは保育士さんがあらかじめ準備しておくと製作がスムーズだよ!

    ◆子ども達にメッセージを書いてもらう
    メッセージ
    土台の大きさにあわせてメッセージを書きこむための画用紙のサイズを決め、あらかじめカットしておきます。

    リボンなど好みの形に整えたら、子どもたちに自由にメッセージを書いてもらい、中央で谷折りにします。

    ポップアップカード
    メッセージを、作っておいたポップアップカードの土台に貼り、土台となる2枚の画用紙も貼り合わせます。

    ◆カーネーションを作る
    花紙
    お花紙を3枚ほど重ね、4分の1の大きさにカットします。

    カーネーション
    それぞれジャバラ折りにします。

    カーネーション
    ジャバラに折れたら中央をホチキスやビニタイなどで留めます。

    カーネーション
    両端をギザギザにカットします。

    カーネーション
    お花紙を1枚ずつ開いてカーネーションの花を作ります。

    ◆組み合わせる
    ポップアップカード
    作ったカーネーションをカードの中心に両面テープで固定します。

    リボン
    土台の大きさにあわせてカットしたリボンを2本用意し、それぞれくるりと巻いてテープ等で固定します。


    リボンをカーネーションの脇に貼り付ければポップアップ部分の完成です。

    ◆リボンを結んで完成!

    上の写真のように、リボンで結べばかわいいメッセージカードのできあがり。外側にお母さんの似顔絵などを貼り付けてもよいでしょう。

    パパへのプレゼント

    つづいて、お父さんに喜んでもらえる製作アイデアを紹介します。

    デニムの定期券入れ

    定期入れ
    毎日使いたくなる似顔絵やメッセージ入りの定期入れ。パパへのプレゼントらしく、落ち着いたデニム生地で仕上げます。

    材料】
    ・デニム生地
    ・厚紙
    ・クリアファイル
    ・はさみ
    ・カッターナイフ
    ・両面テープ
    ・リボンまたはマスキングテープ
    ・似顔絵や写真

    ◆土台を作る
    土台
    厚紙とクリアファイルを定期券などのカードよりひとまわり大きく切って土台を作ります。厚紙・クリアファイルのパーツはそれぞれ2枚ずつ用意しましょう。

    接着用の余白を考慮して、土台のサイズは10.5cm×7.5cm以上にしておきましょう。

    ◆デニム生地を両面テープで貼る
    デニム
    厚紙のうち1枚の裏表に、両面テープでデニム生地を貼ります。これが定期入れの裏面になります。

    デニム
    もう1枚の厚紙の片面にもデニム生地を貼り付けます。こちらは定期入れの表面になります。

    表面となる厚紙に貼るデニム生地には、周囲に2cm程度の余白を設けておきましょう。

    ◆定期入れの窓を作る
    デニム
    表面となる厚紙の中央をカッターで四角く切り抜き、定期券入れの窓の部分を作ります。

    ◆リボンやマスキングテープで縁を飾る
    縁飾り
    両面テープでリボンを貼ったり、マスキングテープを貼ったりして、窓部分の縁を飾ります。

    ◆取り出し用の穴を開ける
    フィルム
    クリアファイルの1枚に、カッターで中心に丸く穴を開けておきます。

    このひと加工を行うと、定期券等が取り出しやすくなります。

    ◆ファイルを土台に貼りつける
    製作過程
    クリアファイルを定期入れの表面になる土台に貼ります。定期券を出し入れする部分のデニム生地は、裏側に折り返して両面テープで貼っておきましょう。

    ◆裏面の土台に似顔絵等を貼る
    似顔絵
    定期券入れの裏面となる土台に似顔絵や写真などを貼り、その上からクリアファイルを貼ります。

    ◆組み合わせて完成!
    完成
    表裏の土台を両面テープで貼り付け、余分なデニム生地を裏に折り返して貼れば、オリジナル定期券入れの完成です!

    手作りマウスパッド

    マウスパッド
    クリアファイルとマスキングテープで、かわいいマウスパッドを作りましょう。レイアウトは自由自在だから、製作を行う子どもの年齢などにあわせてアレンジを楽しみましょう!

    【材料】
    ・クリアファイル
    ・マスキングテープ
    ・色画用紙
    ・丸シールなど
    ・似顔絵
    ・写真
    ・はさみ
    ・のり

    ◆クリアファイルを半分に切る
    クリアファイル
    クリアファイルをはさみで半分の大きさに切り、好きな色の画用紙をその大きさに合わせてカットしましょう。

    色画用紙はファイルの外寸よりすこし小さめに切っておくとうまくはさむことができます。

    ◆色画用紙に似顔絵や写真を貼る
    似顔絵を貼る
    あらかじめ用意していた子どもの写真やパパの似顔絵などを、自由にレイアウトし、のりで貼りつけます。

    ◆丸シールなどで飾りつけをします
    飾りつけ
    丸シールなどを貼って鮮やかに飾りつけます。

    指スタンプなど子どもの発達によって製作工程をアレンジしてもいいホィね!

    ◆ファイルに挟み、周囲にマスキングテープを貼れば完成!
    完成
    クリアファイルに挟み込んで、周囲をマスキングテープで留めれば完成です!

    ファミリーデーにぴったりのふれあい遊びアイデア

    最後に保育参観などで楽しめる、ファミリーデーにぴったりのふれあい遊びを紹介します。

    パパママつかまえっこ

    いつもは子ども達が逃げる役になる追いかけっこ。今日は逃げるパパやママを追いかけてみましょう。

    捕まえられたら、「だっこして」「高い高いして」など、好きなお願いをひとつ聞いてもらえます。お友だちとぶつからないよう、広い園庭などで遊ぶか、数回に分けて遊ぶとよいでしょう。

    グーチョキパーアレンジバージョン

    「グーチョキパーで、グーチョキパーで、なにつくろう? なにつくろう?」の歌詞でおなじみの手遊び歌も、親子2人でチャレンジすれば新鮮な遊びに!パパやママが提示した手の形と自分が出した手の形を、とっさになにかに見立てることで想像力が養えます。
    グーチョキパー

    くすぐり鬼

    おなじみの鬼ごっこに「つかまったらくすぐられる」というルールを加えてみましょう。パパやママが鬼になり、我が子を捕まえてコチョコチョ……。保育室に笑い声が溢れるたのしい鬼ごっこです。

    親子当てっこ

    パパやママに、足だけ見える仕切りの裏に隠れてもらい、保育士さんが1人ひとりに質問をしていきます。「お子さんは男の子ですか?女の子ですか?」「好きな食べものはなんですか?」「お子さんの名前の頭文字は?」質問をヒントに、自分のパパやママを当てましょう。

    子ども達が隠れて、パパやママに我が子を当ててもらうのもおもしろいですよ!

    親子当てっこ

    編集者より

    親子
    親子だけの核家族が増え、地域とのつながりも希薄になりつつある今、いつもそばにいる家族は子ども達にとって、とても大切な存在です。

    いっぽう、保護者の働き方の多様化やひとり親の増加などで、「いっしょにいたくてもなかなか親子の時間が作れない」という家庭も少なくないでしょう。

    ファミリーデーは、子ども達と家族との絆を再確認し、コミュニケーションを生み出すきっかけを与えてくれるすばらしい行事です。

    今回お伝えした内容が、ファミリーデーをより楽しく、充実した行事にしてくれることを願っています。

    参考文献・サイト

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