取材・インタビュー

「7年間、ずっとひとつの園に勤め続けられた理由」コビープリスクールよしかわみなみ・保育士インタビュー

埼玉県吉川市美南に、同法人の園を前身として2019年3月にリニューアルオープンしたばかりの私立認可保育園。
それが「コビープリスクールよしかわみなみ」です。
真新しいシックなデザインの園舎には、子どもの育ちや過ごす環境にこだわり抜いた「保育の質の向上」のための様々なツールが多数取り揃えられています。登降園管理や連絡ツールなどとして最新のICT機器が活用され、それは保育の中でも活かされており、子どもたちが自在にiPadを使いこなしている姿が見られるのも大きな特徴です。

そんなコビープリスクールよしかわみなみで後輩たちの指導をしながら働いているのが、今年で保育士歴7年目となる藤井 美歩(ふじい みほ)先生。
今回の記事では、コビーの中で長く働いてきた藤井先生に、働く側の目線から園の魅力をお聞きしました。

    *シリーズ「保育ノゲンバ」は、保育施設や保育士・園長先生などにフォーカスし、保育の現場(ゲンバ)をお伝えするリポート取材連載です。

新卒からコビー一筋!7年間を吉川で過ごして

 

――藤井先生が保育士を目指したきっかけは何でしたか?

藤井先生:きっかけになったのは、年下のいとことのふれあいでした。
私は兄がふたりいる末っ子で、甘やかされて育ってきました。ずっとお兄ちゃんにくっついて遊んでいたから、周りにいるのも兄の友人ばかりで、年上の人と遊ぶことが多かったんです。
そういう状況の中で年下のいとこと接していくうちに、幼いながらに「小さい子の面倒を見たい」というお世話心が芽生えました。そうして子ども達と接することへの興味を持ったのが始まりだったと思います。
具体的に職業として保育士を志したのは、中学時代の職場体験で保育園に行ってからですね。

――それから、保育士としてはどのようなキャリアを歩んでこられましたか?

藤井先生:大学を卒業してから新卒でコビーに入社して以来、ずっと保育士として働いています。最初に勤めた園がコビープリスクールよしかわだったのですが、法人内での異動などもなかったので、そのまま同じ園で働いています。そして今年の3月、移転に伴ってよしかわみなみの保育士となりました。引き続き、という感じですね。

もっと上の世代のベテラン先生もいますが、私もコビープリスクールで7年目の中堅保育士になりました。今年は新卒の先生が3人入ってきたので、「自分は昔どんなふうに仕事を教わったかな?」ということを思い出しながら先輩として指導しています。

「感動する保育」にひかれて

THE COBY CUP2019(サッカー大会)

――新卒からずっとひとつの園に勤められているのはすごいですね!

藤井先生:1年目のときに1歳児クラスを担当していたのですが、その子たちがこれからどのような成長をしていくのか見守っていきたかった、というのがまずありますね。
あとは、職場の先生同士が良い雰囲気を作れているのも続いている理由だと思います。

コビーではマトリクス保育を行っているため、自分が担当しているクラス以外の異年齢の子どもたちとも接することができますし、他クラスの情報を先生同士で共有しやすい環境にあります。普段からミーティングで他クラスの報告は聞いていますが、聞くのと見るのとではやはり大きく違うので、直接子どもたちの様子を見られるのはいいなと思いますね。

――藤井先生がコビーへの入職を決めたきっかけは何でしたか?

藤井先生:会社説明会のとき、「感動を味わえる保育はコビーだ」というお話を聞いたことでした。
運動会にせよ発表会にせよ、コビーの行事はひとつひとつ規模が大きいんです。特にサッカー大会は園だけでなく、法人全体の園から子どもを集めて行う2000人規模の大イベント。それだけに、子どもたちも行事に向けて本気で取り組んでいるんですね。そういうところに興味があって、コビーを選びました。
実際に入職してみると、その通りだったと思います。サッカーの試合に勝って嬉しくて泣いたり、負けてしまって悔しくて泣いたり……そういう子どもたちの全力を見ていると感動しますね。子どもたちと一緒に達成感を味わえるのは魅力だと思います。

――素敵ですね。それでは、コビープリスクールの中でも特に「よしかわみなみ」ならではの魅力だと思う点はどのようなところですか?

藤井先生:新しい園舎はやっぱり見どころですね。中でも、コビーでは「キッチンスタジオ」と呼びますが、調理室の様子が見える作りになっているところは子どもにいい影響を与えていると思います。調理の様子を見ながら野菜を切っているところの手元に興味を示したり、今日のご飯は何かなと思いを巡らせたり……子どもたちに食育を行う上で、日常の風景としてそれが傍にあるのが魅力です。
キッチンスタジオのあるフロアでは昼食の香りがふわふわ漂ってくるので、子ども達はもちろん先生達もお昼を毎日楽しみにしています。

ITはどこまでいっても「ツール」

登降園管理をするエントランスのiPad

――コビープリスクールよしかわみなみの特徴として、ICT機器を積極的に利用している点も挙げられると思います。設備は移転時に一新されたものと思いますが、戸惑いなどはありましたか?

藤井先生:最初は慣れないこともありましたし、使い方に戸惑うこともありました。登園記録を入力するために設置しているエントランスのiPadは保護者の方にもやり方をお伝えしなければいけなかったので、どう説明したらいいものか悩みましたね。ですが、慣れた今では有効活用できていると思います。
日誌や行事の計画案などの保育書類は、手書きとITとを両立させながら活用しています。手書きの方が早いときは手書きでやりますし、あくまで効率のいい方を選んで使い分けている感じです。

子どもたちがICT機器を使う機会も多いですが、保育に取り入れるにあたってはアイデア出しや想像力を働かせるツールとして捉えています。園長先生が率先して使い方の指導をしてくださいますし、先生たちでも基礎的な使い方から教えているので、子どもが機器を壊してしまった……ということもこれまで特にありません。

先生同士で協力し合える環境がここにある

――コビープリスクールよしかわみなみでの1日の過ごし方を教えてください。

藤井先生:曜日によっても活動内容が変わりますが、早番の際はおおむね以下の通りになります。

1日の仕事の流れ

7:00前に出勤
7:00~9:00 登園対応(エントランスに立つ先生と子どもを見る先生で分かれる)
9:00~10:00 朝の体操、朝のお集まり、先生たちの朝礼
10:00~ 保育活動(季節や社会行事に合わせた行事や制作を行うほか、曜日によって英語教育、サッカー保育などお稽古事保育も行う)
11:30 昼食
13:00 午睡(この間に書類仕事などを行う)
15:00 起床、おやつ
16:00 帰りの会 以降は随時見送り

藤井先生:今は0歳児のクラスを担当しているのですが、このくらいの年齢の子どもたちはまだ午睡のリズムがばらばらです。なかなか寝付けない子がいたり、寝てもすぐ起きてしまう子がいたりするため、お昼に仕事を片づけきれないこともあります。
ですが複数担任制で業務を分担しあえているので、毎日書類仕事に追われている、ということはありません。行事前だけ特別に残ることはありますが、残業もめったにないですね。

――藤井先生が日々保育をする中で、意識されていることは何ですか?

藤井先生:やっぱり安全第一ですね。外遊びしていて子どもが転んでけがをしてしまった、ということはどうしてもあり得ることですが、周りに危ないものがないか、不審なものがないか、といったことについてはずっと気を付けています。

あとは、その日その日によって子どもの表情や日中の雰囲気が違うので、それを見落とさないようにして個々の対応を大切にしていきたいと思っています。特に今は0歳児の担当で、子どもたちが毎日少しずつ成長していく様子を見ている立場なので、些細な変化にもきちんと気付いてあげたいですね。

――最後に、全国の保育士さんに一言メッセージをお願いいたします。

藤井先生:保育士は命を預かる責任重大な仕事ですが、子どもの成長を見守れるやりがいのある仕事でもあると思います。今現場で働いている保育士さんとは一緒に頑張りたいし、保育士を目指している方はぜひ一緒に頑張ってほしいです。

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