働きたい保育園探しをする中では、園の特徴や保育方針も重要な判断材料になります。
近年は外国の教育方針を導入したり、アートに積極的に取り組んだり……そんな個性的な特徴を持つ保育園が注目されています。
今回の記事では、ひと味違ったユニークな取り組みを実施している保育園をちょっぴり覗いてみましょう!
長~い時間を子どもと過ごす、夜もやってる保育園
働き方の多様化に伴い、夜遅くまで働いている保護者が増えている昨今。
「遅い時間帯でも預けられる場所がほしい!」というニーズに応えるべく制度化された夜間保育園のうち、東京都で初めて一般・夜間を併設した認可保育園がキッズタウンうきま夜間保育園です。
最大11時間とされている標準保育時間を11~22時に後ろ倒しにしているのが夜間保育園の特徴ですが、キッズタウンうきま夜間保育園では延長保育も含めると9:00~23:00まで子どもを預かることができます。
夜間保育園に通う子ども達は18時まで一般保育園のクラスに混ざって過ごします。昼間は普通の保育園と変わらない環境でいられることが、併設園の持つ大きなメリットですね。
「家庭的な温もりに包まれた保育」を目指す認定こども園
埼玉県松伏町に構えるこどものもりは、開園から実に47年もの長い歴史を持つ幼保連携型認定こども園。
ランチのときにゆったりとした音楽をかけてリラックスさせたり、保育教諭の先生に普段着で過ごしてもらったりと、園での時間を「温かい家庭の延長として子ども達に生活してもらう」ことを第一に考えているのが特徴です。
園内は自然光をたっぷり取り込む北欧風のコテージのよう。従来の教室っぽさはまったくありません。
「保育は本来教育と一体化しているべきもの」という園長先生の考えのもと、子どもが主体的に学び、遊べる環境が整っています。
感受性豊かに。アートに力を入れる保育園
2010年4月に設立されてからというもの、ユニークな園舎や芸術活動に力を入れている保育内容がたびたび話題になっているのがオルト保育園。
過去にはテレビ番組で紹介されたこともあったこの園の最大の特徴は、すべての保育室を繋ぐスロープと言えるでしょう。初めて訪れた人は皆、建物の中央に設えられた大きなスロープと吹き抜けの天井に驚くこと間違いなし!
また、オルト保育園は園内にアトリエを備えていることも大きなポイントとなっています。
「芸術活動を通じて子ども達の主体性や対話力を育む」ことに重きを置いた保育を実践するためのもので、自分の意思を伝える力を育てていくのに一躍買っているそうです。
将来はバイリンガル?外国語教育に注力!
グローバル化が進む中、英語など外国語教育に力を入れる施設も存在します。
横浜にあるコスモグローバルキッズもそのうちのひとつ。一般的なプリスクールとは異なり、保育に重点を置いたカリキュラムが特徴です。
コスモグローバルキッズでは、日本語の授業の時間を除いてすべての活動を英語で行っています。3~5歳の3年間在園した場合、実に4500時間もの時間を英語学習にあてることができるのです。
一方、日本語クラスでも思考力や探究心を伸ばすプログラムを行うほか、生活習慣やマナーといった部分もとても大事にしています。
卒園後に普通の小学校に通う場合でも、問題がないようになっているのですね。
編集者より
職場の方針が変われば、働き方も変わるもの。
特徴や保育方針は、個性を生かせる職場を探す上で重要なポイントと言えるでしょう。
留学経験がある、特技の絵を活かしたい、もっと子どもに外遊びの機会を設けたい……
能力も保育に対する思いも保育士さんによってさまざまです。
イキイキと活躍するために、保育方針や理念を軸に求職活動をしてみても良いかもしれませんね!