就職・転職ガイド

ミスも立派な自己PR材料!失敗談から自分の強みをアピールする方法~経験年数別自己PR例も~

自己PRと言うと、素晴らしい功績や成功体験が必要だと思っていませんか?実はそんなことはありません。むしろ失敗体験こそ、自分をアピールする格好の材料になることもあります!履歴書、小論文試験、面接…就職・転職活動のあらゆる場面でチェックされる自己PR。今回はアナタの失敗談を立派な自己PRに変身させるコツ、お教えします!

保育のお仕事に転職相談!

自己PRは”自慢話”ではない!人事が見るポイントは?

クローバーを持つ保育士さん

◆こんな自己PRはNG!◆
私の強みは向上心を持って積極的にものごとに取り組めることです。学生時代には予習復習を欠かさずに行い、学部トップの成績で卒業しました。その後入職した〇〇園では、子どもたちと保護者の気持ちに寄り添った保育を心がけ、園内の課題であった〇〇の改善を実現しました。2年で△△のリーダーに抜擢され、マニュアルの作成にも貢献しました。
うーん、功績はスゴイけれど、なんとなくこの人がわからないなぁ…。

 

そうホイね。成功体験はいろいろ書かれているけれど、どうやって取り組んだか、具体的に伝わってこないホィ…。それに、ちょっぴり鼻につく感じがするホィね……。

 
成功体験が並べられ、一見問題なさそうにも見える上記の自己PR。しかし大きな間違いが…。それは「自慢話になってしまっている」ということです。他人の自慢は、あまり気持ちの良いものではありません。せっかくの成功体験も、面接官の心象を悪くしてしまってはもったいないですよね。
 
採用においては、その人の実績だけではなく、ものごとに対する取り組み方や考え方から、スキルを見ることが多くあります。その上で失敗体験は、より効果的に自分をアピールする材料となるのです。
 
上記の例も、結果を出すまでに多くの困難があったはずです。その”過程”を見せることで、より人間味のある自己PRができるでしょう。
 

自己PRに最適な「失敗体験」の選び方

クローバーのイラスト
失敗といっても、どんな体験を選んでも良いというわけではありません。組織に大きな損害を与えた失敗や、取り返しのつかない結果になった失敗、また今後の仕事上の懸念点になるような、例えば子どもの安全を損なう恐れのあるミスなどは避けましょう。
 
また「失敗から何かを学び取り、次に活かせた経験である」ことが大前提。指導を受け、言われたまま改善したのではなく、再発防止のために何か取り組んだ経験をアピールしましょう。
 

失敗体験の選び方のポイントは…
◆組織に大きな損害をあたえていないこと
◆取り返しのつかないものでないこと
◆今後の大きな懸念点にならないものであること
◆その失敗から学び、成長できた経験であること
◆成長した点を今後の仕事に活かすイメージができること

 

実践練習!失敗エピソードから自己PR文を作ってみよう!

女性のワンポイントアドバイス
 

提出期限を失念していた経験
私のポリシーは、どんなに忙しくても、ものごとに優先順位を付けて確実に行うことです。実は入職したての頃、週案の提出を忘れ、締切直前に指摘されたことがあります。業務の多さからタスクの管理が不十分になっていました。先輩方のおかげで期日に間に合ったものの、管理の甘さを痛感した瞬間でした。
 
それ以降、業務や期日を表にして、週ごとに記入して管理しています。今すべきことが把握できることで、ひとつの業務により集中して取り組めるようになりました。新たな仕事でもこの学びを活かし、抜け・漏れなく業務にあたりたいと考えています。

新卒でも自己PRは超重要!経験年数別!作成のポイント

ここからは、「経験年数別」で自己PRの作成ポイントを紹介しています。
新卒(未経験)から中堅、ベテランまで、経験年数によって採用担当者が求めるものが異なるので、ぜひこれを参考にしてみてください。

新卒(未経験)向け自己PR作成の基本

新卒や他業界からの転職で未経験の場合、園での即戦力としての能力は持ち合わせていません。
そのため積極的に学び、ノウハウを吸収していける素直さや積極性、やる気があるかがポイントになってきます。前職が他の職種だった場合でも、積極性や意欲の高さをアピールできるポイントがあるはずです。私生活や学生時代、前職のことでも構いません。何か積極性ややる気といったメンタル面を補強するエピソードを添えてアピールするようにしましょう。
コンサルタントの意見1
コンサルタントの意見2

以下に学生など「新卒向け」の自己PR例と他業界からの転職(未経験)の場合の自己PR例を紹介します。

【新卒向け】保育実習中に体調を悪くした経験
私のモットーは、自己管理を徹底することです。以前、保育実習中にめまいをおこしてしまい、先輩方にご迷惑をおかけしてしまったことがあります。制作に励み、ほぼ徹夜で2日間過ごしたことが原因でした。
 
その時に先輩から「子どものためを思うなら、まず自分を大切にしなくてはいけない」というお言葉を頂き、自己管理の重要性に気付かされました。先輩にはとても感謝しています。
 
あれから、食事や睡眠に気を配るようにし、卒業まで無欠席で過ごすことができました。自分にできる最良の仕事をするためにも、今後も自己管理に気を配り、いつも元気な姿で子どもたちと接してまいります。
【未経験向け】他業界から保育業界への転職例
私は学生時代から「素直であること」をモットーにしてまいりました。素直さとは現状をきちんと受け入れ、他者のアドバイスを受け入れて成長に結びつけることと考え「自分の現状を客観的に見て把握すること」と「周囲に壁をつくらず意見を聞き入れられる環境を作ること」を心がけています。

例えば前職では毎日日報を付け、自分の現時点のスキルを把握するようにしていました。先輩方とも積極的にコミュニケーションを取り、アドバイスはきちんと書き留めて定期的に改善出来ているかを見直すようにしております。

未経験ではございますが、資格取得で学んだ知識をもとに、実践の保育業務から保育士として子どもがのびのびと成長するために何ができるか、保護者の子育てへの悩みにどうしたら寄り添えるか、日々学んで成長してゆきたいと考えております。

 

経験年数5年未満の場合の自己PRは

まだ経験が浅い、複数の事業所を短期間で転々と移ってきた、などという場合には、経験よりもその人柄が採用の大きな決め手になることが多いようです。もちろん業務で工夫してきた点や、経験してきた内容からアピールしても良いですが、加えて素直さや努力家といった人柄の魅力がアピールできるよう心がけましょう。
コンサルタントの意見3

5年未満の経験年数での自己PR例
私の長所は、何事にも積極的にチャレンジする精神と行動力があることです。結婚前まで事務職として働いておりましたが、結婚、出産、育児を経験する中で育児の経験を活かして、社会に貢献すべく再び職に就きたいと考えるようになりました。

そのため専門学校に通い、保育士免許および幼稚園教諭第2種資格を取得するとともに、より一人ひとりの子どもに寄り添った保育を実践するために、通信教育でチャイルドマインダーの資格を取得しました。現職では3歳児30名のクラス担任を任されております。

日々保育に関わる中で、より一人ひとりの子どもと向き合いたい、保護者の悩みに寄り添いたいと考えるようになりました。そのため小規模保育を取り入れられている貴園の家庭的環境で、子どもの自主性を重んじた保育を実践していきたいと考えております。

 

経験年数5年以上!ベテランの自己PRは

保育経験が5年以上の場合、保育に関するノウハウはもちろんマネージメント経験のアピールも重要になってきます。具体的な数字を挙げつつ、自分がどのようなことを心がけ、どう部下の指導などにあたってきたか…その経験をどう活かしたいかなどに触れるようにしましょう。
コンサルタントの意見4

5年以上の経験年数での自己PR例
私は現在○○保育園にて主任を任され、保育士20名と調理部門のとりまとめ、意見収集と園長への提言、採用時の面接の補佐などを行っております。

その中で私が特に注力してまいりました点は、「意見を言える場の提供」と「フラットな関係づくり」です。新人の保育士などは忙しさや、保護者または他の保育士との関係性などに悩むことも多くあります。

そのため1カ月に1度は必ず面談の機会を設け、不安な点や悩みを相談できるようにしています。またどんなに忙しくとも、積極的な声かけを行うことで、役職という壁を出来るだけ感じさせない関係づくりを目指しています。

ご採用いただけました暁には、この経験を活かし、若い保育士がストレスを出来るだけ感じずに保育に専念できる環境づくりを目指していきたいと考えております。

その「自己PR」ホントに魅力的?!自己PRチェックシート

最後に、効果的な自己PRになっているか、チェックしておきたい項目をお伝えします!推敲を重ねて、ぜひあなたの魅力が伝わるステキな自己PRを完成させてくださいね!皆さまの就職活動がうまく行きますように!

◆自己PRを作るためのチェックシート◆
□ 成果ばかりを並べた”自慢話”になっていないか
□ 自分の経験を自分の言葉で表現しているか
□ 「いろいろ工夫しました」など抽象的な表現になっていないか
□ あれもこれもと複数のエピソードをアピールしていないか
□ あなたではなく、チームや団体の取り組みをアピールしていないか
□ なぜそう思ったか?なぜその方法をとったか?が説明できるか
□ アピールしたい点を新しい仕事で活かせる場面をイメージできるか
◆相手に努力と成長が伝わるように
◆その失敗や仕事に対する考え方が想像できるように
◆先輩の指導に対する感謝など、人間性が見えるように
…こんなことに注意して書くと良いホィね!

編集者より

気球に乗った動物のイラスト
編集者自己PRにはずいぶん悩みました。これといった功績もないし、ともすれば「自分ってこんなにすごくないよなぁ…」という文章になってしまったり。しかし、結局人事が知りたいのは、ありのままのあなたです。今までのあなた自身を自分の言葉で表現すれば、美辞麗句を並べなくともあなたの魅力が伝わるでしょう。
 

参考文献・サイト

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