浦和駅のある埼玉県さいたま市では、保育士さん・保育教諭さんのためにさまざまな支援事業が行われています。
具体的にどのようなものがあるか見てみましょう。
さいたま市独自の補助金支給
さいたま市では保育士さんの処遇改善や施設の運営改善を目的として、市内で私立保育園を運営する社会福祉法人等に補助金を支給しています。
補助の対象となるのは「職員の処遇改善にかかる経費」と、「年末の期末手当の加算にかかる経費」の2種類。
これによって、常勤職員1人当たり年額193,500円(月額10,500円×12ヶ月+期末手当67,500円)が手当として支給されます。
補助金を受け取るのは保育士さん本人ではなく、園を運営している法人や会社だホィ。直接もらえるわけじゃないから注意するホィ!
でもこの補助金のおかげで、さいたま市の私立保育園は好待遇で保育士さんを募集できるんだよ。
保育士宿舎借り上げ支援事業
さいたま市内の私立保育園・小規模保育施設・認定こども園を経営する事業者が、雇っている保育士さん・保育教諭さんを借り上げ社宅に入居させた場合、かかる経費が補助されます。
補助を受けるためには、以下を満たす保育士さん・保育教諭さんの入居が必要です。
- ・さいたま市内の保育施設に勤めている
- ・1日6時間以上かつ月20日以上働いている常勤職員
- ・採用されてから10年以内である
- ・住居手当や類する手当を受けていない
補助金を受け取る対象は、契約者として従業員のために宿舎を借り上げた園です。
新設園の場合は対象経費から法人負担額を差し引いた金額(月額上限80,000円/戸)の8分の7、既設園の場合は16分の13が補助額となります。
さいたま市の借り上げ社宅ありの保育士求人が充実しているのは、この制度のおかげだホィ。
とはいえ、さいたま市内の全保育所が借り上げ宿舎支援制度を利用しているわけじゃないから、求人探しのときは注意してね。どの園に借り上げ社宅があってお得に住めるのかは、キャリアアドバイザーに相談するといいよ!
保育士・保育教諭の保育所利用を優遇
さいたま市では、保育士さんが自分の子どもを保育所に預けたいと希望した場合に一般の子どもより優先的に受け入れる取組を行っています。
保育士人材の確保を目的として、平成29年4月より始まりました。
優先利用の対象となるには、保育所の利用を希望するお子さんの保護者が、以下の要件を満たす必要があります。
- ・さいたま市内の保育施設に勤務している、もしくは採用予定の保育士
- ・お子さんが保育所を利用し始めた月から2年間は継続して市内の保育施設で働く
そのほかにも、新卒保育士に向けてコミュニケーションや遊びのバリエーションを広げる実践的な研修を行うなど、手厚いサポートをしているホィ!
保育士さんのスキルアップを目的として、食育/職場のコミュニケーション/障がい児保育などをそれぞれ専門的に学べる研修も企画しているよ。