
共働き家庭の増加により、近年ますます需要が高まっている「乳児保育」。
待機児童を解消するための小規模保育施設も増えていることから、これから保育士さんが乳児に接する機会はさらに多くなっていくものと考えられます。
今回の特集では乳児保育の基本的な仕事内容やその魅力についてご紹介します!
乳児保育とは
乳児保育はその名の通り、
「乳児期」にある0~2歳児を対象とした保育のこと。
保育士ひとりに対して0歳児は3人まで、1~2歳児は6人までという配置基準が定められています。
乳児期は人間の一生のうち、もっとも心身の発達がめざましい時期です。
0~2歳児の間にどのように過ごすかによって、その後の人格形成に大きく影響を及ぼすと言われています。
子どもにとっては何にも代えられない、大切な数年。
そこに携わる乳児保育は、保育士さんにとって責任重大であるとともに、やりがいの大きい仕事であると言えます。
乳児保育では主にミルク・離乳食の食事介助やオムツ替え・トイレトレーニング、発達に合った遊びの提供などを行います。
その他にも誤飲やケガのないような環境整備、保育室の清掃やおもちゃの消毒、連絡帳などの事務作業が業務内容として挙げられるでしょう。
乳児期にどれだけ子どもに「安心感」を与えてあげられるかで、その後の育ちに大きな影響が出ます。
健全な情緒を育むためには、安全な環境の中で保育士さんと子どもの間に信頼関係を作ることが大切です。
ぜひ遊びや介助の中で、積極的に声掛けをしてあげてくださいね!
乳児保育で働くメリット
保育士さんが乳児保育で働くことにどのようなメリットがあるのか、詳しく見ていきましょう。
子どもの著しい成長に携われる
0~2歳は成長が目に見えてわかりやすい時期。
昨日まではハイハイしかできなかったのに今日は立てた、泣くことでしか自分の気持ちを伝えられなかったのに最近は言葉を話せるようになった……など、
毎日が新しい発見に溢れています。
乳児期は赤ちゃんの心身が大きく成長す
る時期ですが、その健やかな発達には大人のサポートが不可欠です。
子どもは大人とのかかわりの中で、できることを少しずつ増やしていくもの。愛情をたっぷり注いでもらうことで、安心して大きくなれます。
つまり乳児保育では、
子ども達の目まぐるしい成長に自分が関わっている、というやりがいや感動を得られるのです。
ほいくん- 0~5歳児を受け入れている一般園で乳児保育の担当となるケースでは、担当した乳児を卒園まで見届けることもできるホィ!
マイ- 赤ちゃんだった子ども達が立派に巣立っていく姿、感動するよ~!
一人ひとりの子どもとじっくり向きあえる
乳児保育は保育士ひとりに対する子どもの数が少なめに設定されています。
それだけ0~2歳児の子どもが目を離せない存在だということですが、
一人ひとりをしっかり見ることができるため、信頼関係を丁寧に築けるというメリットもります。
大人数の一斉保育ではなく、子ども達とじっくり関わって保育を行いたい……という保育士さんには特におすすめです。
また0~2歳児のみを預かっている小規模園の場合、受け入れ定員も一般園に比べると少なめ。
クラスの垣根を越えて園全体で保育を行う環境のため、家庭的な雰囲気で過ごせる……というメリットもあります。
協力する保育士同士の関係が築きやすい、というのも魅力的ですね。
乳児保育の求人なら「保育のお仕事」におまかせ!
幼児保育とはまた違った大変さがある一方で、0~2歳児との触れあいでしか得られない魅力もある乳児保育。
待機児童問題の解消に向けて小規模園が設立された影響もあり、これからますます需要が高まっていくと予想されています。
乳児保育の現場はずっと、頼れる保育士さんを待っています。
これからのご自身のキャリアを考える上でも、ぜひ検討してみてくださいね♪