松戸駅（東京都）周辺の保育士求人

人口約49万人を誇る千葉県松戸市は古くから宿場町として栄えていた都市であり、国や県の出先機関（行政機関を補助する支部）が多く置かれていることから、拠点都市の性質も持ち合わせています。
松戸駅はそんな松戸市の中心駅で、新松戸駅と並ぶ交通の要です。

2017年には駅周辺エリアが「都市再生緊急整備地域（※）」の候補に選ばれたことで、新しい商業施設が開業するなど都市の再開発が進んでいます。
（※）内閣府が発表した、「都市開発を通じて緊急かつ重点的に市街地の整備を推進すべき」地域のこと。

ここではそんな松戸市の街並みについてご紹介します。

駅周辺

駅の東西に大規模なペデストリアンデッキが整備されていて、西口・東口の各主要施設へのアクセスを容易にしているのが大きな特徴です。
2018年にはバリアフリーの整備工事も完了し、ますます利便性が高くなりました。

駅直結の駅ビル・アトレや、イトーヨーカドー・ダイエーなどの総合スーパーがあるほか、オフィスビルや商業ビルが立ち並んでいます。仕事帰りの買い物に便利ですね。
また東横INNや松戸グランドホテルといった宿泊施設も充実しているため、ビジネス利用や観光拠点としても適しているエリアです。

相模台付近

東口からしばらく離れた位置にある相模台地区には、国や県の出先機関が複数置かれています。
主なものとしては千葉地方法務局の松戸支所、千葉家庭裁判所の松戸支部などが挙げられるでしょう。

そのほかには保育園、幼稚園、放課後児童クラブのほか、小学校から大学まで、さまざまな教育機関が集中しています。
広々として自然豊かな松戸中央公園があるのもこの近辺なので、子どもとの外遊びにもおすすめです。

松戸駅はJR東日本と新京成電鉄が乗り入れている、千葉県松戸市に構えられた駅です。
JR常磐線は1本で北千住から取手、上野から仙台までを移動できる行動範囲の広さが特徴。一方の新京成電鉄は松戸駅を始発として、津田沼まで足を伸ばせます。
移動時間がかかるのはややマイナスであるものの、関東圏の主要駅に乗り換えなしで行けるのは魅力的ですね。

また、バスの利便性も見逃せないポイント。
駅の東口・西口ともにバスターミナルがあり、流山市や市川市、埼玉県三郷市・八潮市といった市外へ向かう路線が乗り入れています。
特に矢切駅経由で市川駅まで行く京成バス市川線は、日中でも5～8分の短い間隔で運転されており、毎日多くの人が利用しています。

松戸駅のある千葉県松戸市は、2017年の「共働き子育てしやすい街ランキング2017（日経DUAL調査）」で全国1位に輝くなど、保育・育児に力を入れている自治体です。
3年連続で待機児童ゼロを達成する、松戸市内のすべての駅ナカ・駅前に小規模保育施設を設置するなど、さまざまな取組を行っています。

そんな松戸市では、子育て世帯だけでなく、働く保育士さん・保育教諭さんに向けた支援事業も充実しています。
具体的にどのようなものがあるか見てみましょう。

松戸市独自の給与補助「松戸手当」

松戸市では、市内の保育所等で正規職員として働く保育士さんへ、園からの給与とは別の手当を支給しています。

この補助金は給与に上乗せする形で支給されるもので、就職先の園を経由して毎月保育士さんの元に振り込まれます。

補助の対象となるのは、勤務先の園と雇用契約を直接結んでいる正規職員の保育士さん。
派遣職員など、直接雇用契約を結んでいない保育士さんは対象外です。

支給額は勤続年数によって異なり、1～12年目の方には45,000円、13～20年目の方には46,000～78,000円が補助されます。

永年勤続・優秀保育士の表彰

松戸市内の同じ保育所等に10年間勤め上げた保育士さんには、松戸市長から表彰状および記念品が贈呈されます。
平成29年度には30,000円相当のグルメカードが記念品とされたそうです。

また、特に優秀な業績を残した保育士さんに対しても、表彰状と祝い金（50,000円）が贈呈されます。

宿舎借り上げ制度

松戸市内の保育所等を運営する法人がアパート等を借り上げ、雇用する保育士さんの宿舎とした場合、法人が負担する家賃の一部（4分の3）を補助する制度です。
補助の対象となる経費の上限額は82,000円、市が負担する補助金の上限は61,500円となります。
期間は申請した年度から10年までです。

たとえば家賃80,000円のアパートで保育士さんの負担額が0円の場合、補助対象となる法人の負担額は上限（82,000円）内に収まる80,000円。
よって市が補助するのは80,000円×4分の3＝60,000円、となります。

たとえば家賃80,他にも、家賃100,000円のアパートで保育士さんの負担額が10,000円の場合、補助対象となる法人の負担額は90,000円。
これは上限82,000円を超えているので、市が補助するのは82,000円×4分の3＝61,500円のみとなります。

ちなみに、借り上げ社宅の支援はあくまで法人に支給されるもの。保育士さんに直接渡されるものではないため、注意しましょう。

新卒さん向け！　家賃補助制度

新卒保育士さんが松戸市内の賃貸物件で暮らしつつ、同市内の保育所等で働く場合、保育士さんが負担する家賃の一部を補助する制度です。
補助対象となる月額経費（賃借料・共益費・管理費）の4分の3、もしくは30,000円のいずれか低い方が補助金額となります。
初回の申請年度から4年の間、補助を受けられます。

対象となるのは、以下の要件をすべて満たす保育士さんです。

• 松戸市内の保育所等に1日6時間かつ月20日以上勤めている
• 保育士資格を取得して、令和1年度に初めて保育士として勤務した
  もしくは、平成29年度以降から継続して補助を受けている
• 松戸市内の賃貸住宅を契約している
• 松戸市に住民票がある、（原則）単身世帯
• 施設長・法人役員ではない

新卒さん向け！　就職準備金の貸付

新卒の保育士さんが松戸市内の保育所等に就職したとき、準備にかかる費用の一部（上限額100,000円）を貸し付ける制度です。
採用から2年間継続して市内の保育所に勤務すれば返還が免除されます。松戸市内に在住していることも条件ですので、貸付を受ける際には注意しましょう。